ゲストのアテンドも終わり、運転中の帰宅途中にもの凄い音がしました。聞いたこともない音。それも聞き捨てならないほどの音量でした。でも、走行には支障はないかと思われました。ちょうど陸橋を上る手前だったし、停車するわけにもいかずに、タイヤに何か絡まったのかな程度に思い、そのまま1㎞くらいはある少し長めの陸橋を終えたところで停車。そこで外に出てみると
パンクしてるー！
うわ～と思いましてね。私、車のパンクなんか初めてっす。この時、日曜日の夜21時くらい。日曜の夜で少し恐縮なんですけど、取り急ぎいつもの修理工に電話しました。したら
「解った！すぐ行く！」
なんと心強いのでしょう。このメルセデスのオーナーになってからもう10回以上はトラブルで修理工に電話してますが、今まですべて、速攻来てくれます。高速でトラブルあった時は空港までも駆けつけてくれます。一回たりとも来てくれないとか、来るのが遅いだとか、電話に出てくれないとかありません。いつもいつも毎回毎回、どこへだって連絡すれば即駆けつけてくれます。ほんと、心強い。さすがは前々回のオーナーからの専属修理工。
この日も30分も待たずに駆けつけてくれました。そこで、私はこの修理工にもう一つ謝らなければならない事が。。なんと、修理工待っている間、カギを車内に置いたままロックしてしまったんです。オーマイブッダとはこうゆう時に言うんでしょう。財布も、仕事の預り金40万円も、携帯も、スペアキーが入っているバッグが助手席にあるんで全部が車内なんで、もうどうしようもない状態。しかも、助手席にあるバッグは空いていて、外からみるとバッグの中に財布とかがチラ見できる状態。これは、車上荒らしをしてくださいと言っている様なもんなので、メルセデスから離れるわけにもいきません。うんちをどれだけしたくたって、車を離れるわけにはいきません。
修理工が息子を連れてやってきたのですが、事情を説明して少し待ってもらいました。というのも、もう一つスペアキーがオフィスにあるからなのです。ちなみにオフィスの鍵も車内なので、オフィスビルの管理人か、オフィスの鍵を持っているスタッフにどちらかに電話しなければならない。でも、その電話すら携帯が車内なのでできない。修理工がこれで電話しろ、と携帯を貸してくれるんですけど、自分の携帯がないんで電話番号すら解らない。ビルの管理人も、スタッフもワイフが知っているので、ではワイフに電話して電話番号を聞こう、となるのだけど、携帯がないとワイフの電話番号すらわからない。おぉ、なかなかの状況です。
不幸中の幸いなことにコンドは徒歩圏内だったので、走って帰宅、ワイフからビル管理人に電話してもらったら、日曜の21時過ぎにも関わらず電話に出てくれ、オフィスの鍵を開けてくれると言う。で、タクシーでオフィスへ。無事スペアキーを手にして、パンク現場に戻ったところ、そのスペアキーでは開かない！そのスペアキーは給油口の鍵でありました。
ここから修理工親子の死闘が始まります。盗難防止のために内容は明かしませんが(笑)、1時間半の死闘の末、やっとドアが開きました。もう、23時頃にもなると雨もぽつぽつと降り初めまして、さすがの修理工も「雨降ってきた！もう帰るぞー！」とか言い始めた矢先のロック解除でした。ほんと、感謝であります。それから速攻でスペアタイヤ交換してこの日は解散。
後日の朝に改めて修理工に車を持っていき、夕方には出来上がりの連絡があったので取りにいきました。パンクの原因はこちら。
こんな長い金具が刺さっていました。パテ留めでの修理を試みてくれましたが、それでは修理不可との判断で新品タイヤ装着でありました。
お代はこちら。日曜の夜に現場まで即駆けつけてくれて、ロック解除までしてくれて、スペアタイヤ交換、パテ埋めでの修理を試み、ダメだったので新品タイヤを購入してそれを装着、それらの工賃が500バーツ。完璧な安心感、極上のサービス、その上にこのローカル価格。メルセデスの修理工はこの方以外には絶対にあり得ません。
