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【第21回】ジュエリーを本気で考える ~婚約指輪=ダイヤモンドではない!?~

さてこの“ウソ”が影響を及ぼしたのはその価格だけに止まりません。それが20世紀最大級のものだけに 多くの人々の思考を洗脳したのでした。それは、 「婚約指輪=ダイヤモンド」という意識であります。

これは前述しましたように、このキャンペーンによって 日本人のダイヤモンド指輪を婚約時に買う人がなんと70%までに増えた、 ということでもすぐに理解できます。 くどいようですが、 それまでは指輪をする習慣がないところからの70%です。

戦後はキリスト教徒ではなくても徐々に チャペルやホテルにて行うキリスト教式が増加しましたから、 その時代の流行を考えると一概には言えませんが、 いずれにしても時勢に乗ったこの一大キャンペーンは大成功を収めたのでした。

こうした経緯を見ることで婚約指輪が 必ずしもダイヤモンドではなくても良いことがお解りいただけたかと思います。

ダイヤモンドが婚約指輪にふさわしいフレーズとして 「ダイヤモンドは永遠の輝き」、「ダイヤモンドは宝石の王様」 といったものがあります。 また、 世界一硬い固体であることからも“不滅の愛”を連想させるものでもあり、 単純に無色透明のまばゆい輝きからも、 たしかにこれほどふさわしい物はないかも知れません。

実際に、 日本だけでなく欧米でもダイヤモンドが一番人気であることは否めません。 ただし、 主流ではあってもそれが「そうではなくてはならない」理由ではありませんし、 「そうゆうもの」というわけでもありません。

「婚約指輪は給料3か月分(のダイヤモンド指輪)」という 一大キャンペーンに便乗したジュエリー屋の単なる“セールストーク”も 入り混じっていることも再認識して良いかと思うのです。

上記のことからもたしかにダイヤモンドを 婚約指輪の際に選ぶのは素敵なことだと思うのですが、 “こだわり”や“人とは違った”モノをお考えの方には、 オーダーメイドのジュエリーの上にあえてダイヤモンド以外の色石を 仕様とされることもまた一考かと考えるのです。

ここで良い例をご紹介したいと思います。 2010年10月、 歴史あるジュエリー大国の英国ウィリアム王子が 贈った婚約指輪はダイヤモンドではなく、 サファイアの婚約指輪でありました。

英国王室と言えばジュエリーを語る上で欠かせない存在でありますが その王子の婚約指輪がサファイアであったことは、 そのセンスを感じざるにはいられません。

なお、 この婚約指輪が亡き母親ダイアナ妃より 受け継いだ指輪だったことを考えると “ジュエリー”というものの存在価値に改めて触れるようでもあるのです。

 

 

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