おもしろき こともなき世を おもしろく

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【第13回】ジュエリーを本気で考える ~ブランドに関する2つの声~

ここで、2つの声が聞こえてきます。

「ブランドに莫大な広告費がかかっているのは知っている。
私は、そのブランドが好きだから、買うのだ。
コストがどう、とかお金の話ではない」

もっともであります。
筆者はなにも
「ブランドは余計なコストがかかって高いからよした方がいい」
と言っているのではありません。

それは、
筆者自身がカルティエのファンであることを
思い出していただくととお解りかと思います。

現に今―こうして原稿を書いている今―も
首にはトリニティのペンダントネックレス、手首にはパシャを身に付け、
机の上にはボルドー色の手帳に黄金色のボールペンが置いてあります。

筆者もこの声の持ち主の方と同じように、
「好きだから」買っているのです。
これだけで、自分には充分の理由となります。

それに、ブランドコストを“余計な”コストだとは筆者は思いません。
これは、ブランドを維持していくのに必要なものであり、
これを怠ればブランドイメージは保てないでしょう。
自分の好きなブランドが百円均一のお店のような店づくりでは、
ブランドファンを悲しませてしまうはずです。

ブランドにとってはあくまで“運営方針”の違いであり、
購入する側の消費者にとっては“好み”の違いであるだけです。

続いて、2つめの声です。

「私はブランドには特にこだわりはない。
となると、本来の商品価値である商品価格以上に
余計なお金をかけたくない」

なるほど。これもごもっともであります。
ブランドコストにお金をかけたくない、
いや、かける必要がないというこの考え方は、
特にブランド消費大国の日本人にとっては目の醒めるものでもあるようです。

前者の方にとっては「気にしないコスト」であっても、
後者の方にとってはたしかに「余計なコスト(お金)」であるのです。

ここでもダイヤモンドの「4C」の時と同じように、
「ブランドだからといって(自分にとって)必ずしも良いモノだとは限らない」
という本質を考えると、この後者の方には
他にて自分が求めるものに出逢えるはずです。

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