学生を終えてからもカルティエへの熱はあがっていきました。
恥ずかしい話なのですが、
社会人になっての初給料は親への恩返しでもなく、
自分の為に購入したカルティエでした。
ブティックへ行き、
トリニティのペンダントネックレス、
サイドバッグ、ボールペン、キーケース、
手帳などをまとめ買い。
正に西洋かぶれならず、
“カルティエかぶれ”でありました。
それからも私の「カルティエグッズ」は増えていくことになりますが、
このカルティエかぶれ、途中より(少しずつではありますが)
まんざらでもなくなってきたように思います。
特に当時はよく人に、
「カルティエのどこが好きなの?」と聞かれたものです。
「好きな理由!?」
はじめは正直戸惑いました。
その理由らしきポイントはいくつかあるが、
絶対的なポイントというものが特に見つからない。
おそらくは、
そのいくつかのポイントが合わさっての感情のようにも
考えられますが、未だに答えは解りません。
そもそも、
好きなモノに理由などいりましょうか?
ラーメンを好物である理由は「美味しいから」、
そんなシンプルで筆者はいいと思うのです。
「好きなモノに理由はいらない」
それが今のところの答えと言ったところでしょうか。