――東洋を、洋夷の手からどのようにして救いだすか。
というのが、筆談の主題だった。わるいことに、そこへ例の西門の〇〇人衛兵が、ちょうど交代下番したらしく、下番した連中がぞろぞろ陳家に入ってきた。かれら「洋夷」はシナ人とみればどういう貴人の家にでも平気で踏みこんでくる。
<中略>
「――ならぬ」
と、晋作は筆をとめてふりかえり、そうきめつけたあと、こんどは陳汝欽にむかい、この洋夷どもの礼のなさはきわめて不愉快である、辞去したい、と書き、最後に、
「日本はやがてかれらの野望をくじくつもりだ。大清国もいずれそうであることを望む」
と書き、門を出た。
※以上、世に棲む日日より抜粋
今日、政治上さまざまな問題はあるにせよ、勝海舟の三国同盟に、一票。
中国なくして今の日本はあらず、韓国も同様、同志である。
一昨日、微力ながら四川大地震に貢献つかまつり候。