イスラエル人は、
「自分を主張するだけして、他の意見を受け入れない」
なんて聞いたことがあります。
勿論、その人も「全て」が、なんて言ってはいないんですが、
とにかく勝先生の従者である私は現実主義者なので、
極力、物事は自分の目で見ることにしています。
さて、一昨日の夜はビーチに行きました。
某イスラエル人(以下N君)と某日本人2人と一緒です。
この日は忙しかったようで、代金はドリンクと引き換えでした。
もう夜1時くらいも過ぎ、じょじょにお店も落ち着いてきたようです。
しかし、我等はまだ常夏。
潮がかなり上がってきても、常夏。
この時、私とN君の頼んだドリンクを払う時に、N君が店員に、
「2人分ね [:嬉しい:]」
どうやら、私の分まで出してくれるようです。
それにしても、こんなところでもカード。
外人さんはマックのハンバーガー買うのにもカードと、
まぁ、そんな話はいいとして。
やがて、店員が戻ってきました。
すると、何やらヘブライ語で口論をし始めました。
・・・出た。
よく、見かけるんです、この口論。
さて、この口論、何が問題になっているのでしょう。
隣にいる日本人はヘブライ語に精通しています。
どうやら、2人分と言ったのに、1人分しか精算して来なかったようです。
おい、おい・・・。
ちなみに、
確かにN君は「2人分」と外人特有のジェスチャー付で言っていました。
それにしてもN君、君も大人気ない、
カードを1人分しか精算して来なかったんなら、もう一度、
もう一人分を精算してもらえばいいじゃないか。
これだけのことで、何で口論になるのか?
なんて思っていると、すかさず隣の日本人が私に同時通訳。
「何かもう一人分はカードで精算できないらしーよ。」
また、出た。
外国共通の、このわけわからぬさ。
でも、何で口論になっているのかが、これでわかった。
頑張れ、N君。
同時通訳が続く。
「精算できない理由は、彼女(店員)は一度この分は精算したから、
もう一度カードで残ってる分の精算をすると、
自分がさっき間違った事がバレて彼女としてはバツが悪いみたい。」
・・・。
もう言う言葉が、ない。
もういい、もういいよ。
すでに5分くらいは、目の前で口論されています、
ど~でもいい内容のことに。
もういいから、ボクキャッシュで出すから・・・
と出そうとしたら、
「いや、苅ちゃん、いいんだ」
とN君・・・。
いやいや、
そりゃ君も引けない気持ちはわかるけど、とにかくこの口論終わらそうよ・・・。
結局、10分は口論していたと思われます。
全く、よくあれだけ言葉が出てくるもんだと感心しました。
最終的に彼女が折れ、ご機嫌ナナメに会計しに行きました。。。
さて文頭で言いました
「自分を主張するだけして、他の意見を受け入れない」
というのがどこまで本質を貫いているのかどうか、まだまだわかりませんが、
振り返ると今オフィスを共にしているイスラエル人は常に電話で話しをしています。
まるで電話しにオフィスに来てるみたい。
お互い主張しっぱなしだから、
電話が終わらない、みたいな雰囲気があります。
漫才でゆうボケとボケみたいです。
もっと言うならネプチューンの泰造とホリケン、みたいな・・・。
でもでも、一見悪いだけのように聞こえますが、
皆さん言い終わった次の日はケロッとしているようです。
さすがにその時はこの店員もご機嫌ナナメでしたが、
次になるともう忘れている事でしょう。
お国柄、主張しないときっと、生きていけないのでしょう。
しかし、それも10年前に比べると随分と変わって来ているようです。
建国60年で、しかもその間に何度も戦争が起こっているにも関わらず、
この発展、素晴らしいじゃないですかっ!