おもしろき こともなき世を おもしろく

  1. 粋華志義
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転職もわるくない

いや、まったく。我ながらめんどくさい経歴である。自分でも自分の経歴(特に順番)が思い出せずにきている。それも5ヵ国にまたがって、それもタイやイスラエルなどは2回目、3回目となっているので余計こんがらがる。とにかくこの13年間が今、すべてにおいて結集され、結果を出し始め、やっと落ち着けるようになったので、ここに勉強になったことを振り返ってみる。

転職もわるくない

日本では転職=社会的によろしくないイメージがつきまとう(たぶん)。今でこそ某企業の広告等で転職のイメージは改善されてるが、転職を繰り返す人を見ると、「あの人は仕事が続かない」「いつまでもふらふらして」「一貫性がない(=信用できない)」といった悪い印象を持たれることは否めない。

ボクも白い目で見られていると感じたことは何度もあったが、決して自分に嘘はつかなかった。「給料がいいから」とか「居心地がいいから」とか「大企業で安定してるから」ということで、自分のやりたい事ををごまかしたりはしなかった。転職して辞職する時の辛さは未だに慣れないが、考えてみれば、そんな慣習、日本くらいなものだとも海外に出て感じた。

転職して良いことのひとつは、その度に各企業のインサイダーになれることだ。これは、自分で起業する際、もしくは組織を作ってプロジェクトを進行させる際に、重要な糧となり得る。各会社のシステム、業務フロー、良い上司悪い上司、尊敬に値する人、仕事ができない人、文句を言う人、転職する数だけ、「違う世界」を体験できる。これは、同じ組織、同じ会社、同じ国、つまりずっと同じ環境にいたら解らない事だ。

同じ業種でも、会社が異なればそれは全く違う世界だ。それは、そこにいる人が違うからだ。人が違えば、違うやり方で仕事が行われる。例えば、書類の作成方法ひとつでも、色んなやり方があるのを、知る。この“体験”は、ネットで知る情報とは違う、体で体験する情報だ。その体験から得たパターンを知っておけば、自分はその中から最も効率的でベストな方法でやればよい。
それだけではなく、違う世界を知っていれば、それだけアイデアも出るというものだろう。勿論、会社の情報を悪用したり、とか、そんな話をしているのではないことはアタリマエダノクラッカーなので、敢えてそれについては言及しましぇん。

 

つまるところを言えば、違う世界を知れば知るほど、世間というものが見えてきた。ちょうど井の中の蛙が、外の世界を垣間見る感じだろうか。こうなると、井の中だけではなく井の外のものが見えてくる。きた。

もっとも、これも人によることはあしからず。転職する必要ない人はしない方がいいだろうし、ボクの周りでも1度も転職せずにずっと幸せにやっているやつも何人といる。どっちがいい悪いとかじゃない、それは人によって異なるからだ。ただ、自分の場合に限っては、いっぱい転職して意外とよかったな、と思った。意外と。世間に白い目で見られる割には、意外と。

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