Aさんがこう言いました。
「私には、それは買えない」
Bさんはこう言った。
「それを買うにはどうしたらいいだろう?」
また、Aさんのような人はこうも言います。
「それはできない」
一方、Bさんのような人はこう言う。
「どうやったら、それが出来るだろう?」
これも、どちらも正しい。と言うか、どちらも、当人にとっては正しい、と言った方が解りやすい。
Aさんが“それ”をできる能力があるかないかは別として、本人ができないと言うのだから、できない。つまり、それを言った時点で思考の活動は停止する。
しかし、Bさんの様に思考が働いている状況であれば、“それ”をできる可能性を持つ。少なくともAさんのようにゼロではない。
どちらも、その人が言っているのだから、その人にとってはそれが”現実”となる。ただ、重要なのは、この場合、それぞれが生み出す結果が違ってくるということであります。
to be continued…