最近、米がムショウに旨い。
たばこ吸ってないからかな？よく言いますもんね、そうやって。でもね、ちがうの。もっとずっと前からそう思っていた。元はと言えばアジアから外に出た時からかな。
はじめてソレを感じたのは、初めてのパリのことでしたね。やっぱりパリに行ったらフランスならではの料理を食べたいじゃないですか。ボクなんて庶民は「パリはフランスパン！」とか言って、硬くて血を出しながらも「せぼん！」とか言ってフランスパン食べるじゃないですか。
そんなことして３日目くらい、ムーランルージュのあのなんとかっていう丘をぷらぷらと歩いている時にですね、急に危機を感じましたよ。自分の体に。醤油切れなんですよ、自分の体が完全に。
「やばい！」
もう駆けましたよ、これは早く自分の体に醤油を補給しないと！と思いましてね、急いでなんとかって丘を駆け下りてですね、日本食の店を探しました。探しましたがなかなかない。もう中華でもいいやってね、ソコにあったチャイナレストランに駆け込んで即効中華そばを食べました。
そんな感じで、某には、醤油が必要だ。あの時あのなんとかっていう丘を夢中で駆けたように、某の体から醤油が切れると、ついには発狂してしまうかもしれない。
パリなんかまだいいですよ。旅行ですからね。一時的ながら住んでいたダブリン、アントワープ、テルアビブなんかではね、それぞれ補給してました。こんな時強い味方だったのが、チャイナタウンでね、もうカップラーメン祭り。この報告は、当時しました通り。→詳細は「カップラーメン」でブログ内検索を！
醤油は置いといて…、ですね、「ご飯」という意味では、一日カップラーメン一個、という時期もありました。その一日一個のカップラーメンも、水だった日もありました。あとは、一日マックのハンバーガー一個とかね。
某、思うんですがね。世の中二極性じゃないですか。光と闇があって、昼と夜がある。寒い反対は暑い、つまり、寒いと感じるから「暑い」という概念が生まれる。辛いことや悲しみがあってはじめて、楽しみや喜びを感じることができるのでしょう。
だからといって、決して水で作られたあの時のカップラーメンが不味いと言ってるわけじゃないですよ。マックのハンバーガーだって不味いというわけではない。むしろ逆で、おなかいっぱいモノを食べかったあの状況で、あのカップラーメンの美味しさったらない。正に“極上の美味”と言っても過言ではなかった。
決して大げさと言うでもないことにほら、「腹ペコは最大の調味料」なんて言うじゃないですか。食べない腹ペコを知るから、食べることの美味しさを知る。なんてね。
まぁ、そういったことがあったからなのか、数年前から「白いご飯」というのが最高に美味い。いや、その美味さに気づかされたと言った方がいいかも知れない。あ、あれだ、普段健康の素晴らしさを感じないのと同じようなフィーリングかなぁ、
てな感じでココもう５年くらい「白いご飯」がマイブーム、自分で今日の文章を読み直してもよく解らんがとにかく某にとって最上級の食材です。
