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[おもてなし]と[いつくしみ]について思う事

結論から言うと、日本はおもてなしの文化である。一方、タイはいつくしみの文化であります。しかも、両国ともその分野では世界でもトップレベルだと思える。

おもてなしといつくしみの違い

おもてなしとは、人を思いやる心から生まれる、人をもてなす様を言う。違う言い方は色々あれど、本質的にはそうゆうことだ。だから、一般的には日本のサービス業は優れているとされています。一般的には、ね。

一方、いつくしみとは、目下や立場的に弱い人に愛情を注ぐ事を言う。だから、タイでは子どもに優しく、物乞いの人(現在は禁止)にもお金をくれてやります。それが、文化となっています。

タイでは何故、いつくしみなのか

タイは言うまでもなく、仏教国であります。仏教の中にも色んな宗派やルートがあってボクなんか専門じゃないんであまり言えませんが、タイ仏教の教えには輪廻転生があるみたいです。だから、タイの皆さんはタンブンといって「徳」を積むんですね。つまり、現世で徳をいっぱい積めば、来世に生まれ変わった時に幸せになれるとゆう話。それもただ徳を積むのではなくって、陰徳となるのがポイントらしい。陰徳とは、人に知られずに善行をすること。人に知られたらそれは陰徳とはならないらしく、当然、それは見返りを求めるものではない。

これが、意識するしないは別として、文化となってタイの人々に根付いているんです。

いつくしみの実例

例えば、ボクの古い方のバイクは2003年に中古で購入したものですからさすがに古くなっていてガソリンメーターが太陽光で焦げちゃって壊れています。その為、何十回とガス欠になったことがありますが、バイクを押して近くのガソリンスタンドまで歩いていると

「どうしたんだ?ガス欠?押してってあげるよ」

とゆう人が必ずといっていい確率で現れます。何十回もガス欠したこともあれば当然、ガソリンスタンド付近で運良くガス欠になった事も何度もあるので、そうした場合にはそうした救世主が現れるまでもないので、100%とゆうわけでもないですが、例えばガス欠となった場所からその視界にガソリンスタンドがなければ、おそらくは100%といっていいくらい助けてもらってきました。

一度深夜0時くらいにバンコク郊外でガス欠となり、いつものようにバイクを押していたら、全身タトゥーが入ったいかにも悪そうなタイ人ヤンキー(18, 19歳くらい?とにかく若者)が現れて一瞬うわって思ったけど、なんてことない、いつものパターン、

「どうしたんだ?ガス欠?押してってあげるよ」

また、セントラルワールド前をバイクで走行中、車に横から突っ込まれた時も周りのタイの人達(たしか7,8人くらい)が一斉になって助けてくれました。結局その事故ではワタクシ、後に肋骨が折れることとなるんですが、向こうの車が誰の目から見ても悪かったようで、ボクの代わりに特にバイタクのおっちゃんが向こうの車の運転手に

「お前が悪いんだから全部この兄ちゃん(自分の事)に弁償してやれよ!」

と怒ってくれました。興味深いのは、タイでは一般的にタイ人と外国人とが揉めてる場合、タイ人はタイ人の肩をもつ、なんて言われてまして最近でもタイ人と揉めてる外国人がビール瓶で殴られたなんて話がありまして、たしかにそうした傾向はあるとはボクも思いますが、この時ばかりは違いましたね。ボク日本人、車の相手はタイ人。

その他でいえば、スカイトレインとか乗っていても子どもに対する愛情が強い。自分も子どもを連れて利用することもあるけど、かなりの確率で譲ってくれる。自分としては自分の子どもに甘やかしたくはないものだが、こればかりはしょうがない。

ともかくそんな感じでタイ人の、人をいつくしむ心とは徳を積むその文化、もっと言えば仏教から来ている慈悲、だと思うんです。慈悲は仏教用語のようでもあるらしいですしね。

タイ人のおもてなし

では、タイ人のおもてなしはどうなのか?とゆうと、これが、基本的にはまったく。以前、タイで開催されていたおもてなしのセミナーに調査目的でいったことがありますが、そこにいた日本からやってきた日本人講師がタイ人のおもてなしを絶賛していました。まあ、セミナーを行う上での便宜上のものだとは思うんですが、それは違うとゆうのがワタクシの見解です。

要は、おもてなしとサービスは異なるものであって、これが混同されてしまっているとゆうこと。タイでは、優れたサービスを提供してくれるところも増えてきました。だけど、まだまだサービスの領域を出ません。具体的に言いましょう。

サービスとは、
「いつでも、どこでも、誰にでも」なされるもの
おもてなし(ホスピタリティ)とは、
「今、ここだけ、あなただけ」なされるもの

マニュアルにあるのがサービス、マニュアルにないのがおもてなし(ホスピタリティ)

意識する、しないは別として、
見返りがあるのがサービス、見返りがないのがおもてなし(ホスピタリティ)

サービスには答があって、おもてなし(ホスピタリティ)には答がない

サービスの語源は奴隷が主人に仕える事からも上下関係の性質を持ち、おもてなし(ホスピタリティ)は相手をもてなす心からなされるものであって、茶道の世界観からもホストとゲストの関係はあくまでも対等である

どうでしょう、こうして具体的に見ると分かりやすいもので、例えばタイの三大ホテルにいっても、優れているのはサービスであって、それがおもてなし(ホスピタリティ)とは言えないことが解ります。

絶対論ではないです、そりゃ、タイでもおもてなし(ホスピタリティ)をする人は中にはいるでしょうが、基本的には、とゆうことです。

おもてなし、サービス、いつくしみが混同されがちなのは、これらが似たような性質をもっているからに他ありません。

でも、ここで少し気になることがあります。上にあげたおもてなしとサービスの違いの例え話の中に、

意識する、しないは別として、
見返りがあるのがサービス、見返りがないのがおもてなし(ホスピタリティ)

とゆうのがありましたね。あれ、どこかで出てきたような。そうです、見返りを求めないで徳を積む━━、陰徳。

タイのいつくしみと日本のおもてなし

徳を積む、陰徳、、素晴らしい言葉です。日本では、こうした文化はないと思います。否、日本でも仏教の世界いざ知れず、地方に行けばあるんでしょうが現代ではそれも薄れてきているのではないでしょうか。少なくとも、タイのそれと比べるとないに等しいと思います。

日本人にはおもてなしの精神が根付いていてそれが文化となっていますが、人をいつくしむ心は薄いような気がします。逆に、タイ人にはいつくしみの精神が根付いていてそれが文化となっていますが、人をもてなす心は薄いような気がします。

どっちがいい悪い、を言っているのではなく、単純にいつくしみとおもてなしは、はっきり言って異なるものです。異なるけど、似たような本質もある。

また、こんな事も言えるかな。

イメージでは、おもてなしは自分と対等以上の層が対象で、結果的に相手をもちあげる。
いつくしみは自分と対等未満の層が対象で、結果的に相手をすくいあげる。

まとめ

何が言いたいのかと言うと、おもてなしとサービスの違いはもちろんのこと、日本とタイでは「おもてなし」と「いつくしみ」とゆう、似たようで異なる素晴らしい文化、精神をそれぞれにもっているとゆうこと。

なので、日本人がタイのいつくしみを学んだら最強になるんじゃないかということ。同時にタイ人が日本のおもてなしを学んだら同じく最強になるんじゃないかとゆうこと。

そして、これらおもてなしを体系化して世界に広めようとしているのが自分の志、おもてなしプロジェクト。今年は、具体的に動いて参ります。まずは来月の京都!また首尾はアップしていきます。

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