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タイ人のサバーイサバーイ最優先が起こす弊害

今日いつものようにメッセンジャーを仕入れに行ってもらった時のこと。

※メッセンジャーというのは日本で言うバイク便のようなもので、タイでは企業が自社用のスタッフとして雇用しているものです。要は「お使い」係であります。

仕入れ先にいったメッセンジャーから連絡があって「商品Aはあるけど商品Bは在庫がない」との事でした。

あれ、おかしいなぁと思ったのが、つい先週、私自身がそこの仕入れ先にたまたま行った時に店頭在庫として見たことを思い出したのです。たしかに、先週の話ですから今日までの間に売り切れてしまったのかも知れません。それでもその仕入れ先が店頭在庫を切らすとは考えにくいので

「おかしいなぁ、先週ボクが行った時にはあったよ。ないはずはないと思うからもう一度きちんと確認してみて」

と伝えたら、たしかに電話口の向こうでもう一回聞いていて、「ない」との回答も電話越しに聞こえるのですが、結局電話では「ストックはない。この商品は取り扱わないことになった」ということで終わりました。とゆうのも、「ない」と言う人たちにいくら聞いても無駄だからです。「ない」と言う人達といくら交渉しても無駄だからです。こうした場合、聞けば聞くほど彼らは自分の自論をますます強くしますので、そんな人と話す自分の時間がもったいない。

とゆうことでメッセンジャーはそのまま次のお使いに行かして自分は自らその仕入れ先に行きました。そしたらすんなりありました。てか、いっぱいあった。

では何故、店頭在庫にそのスタッフは「ない」と言ったのでしょう。何故、ないばかりか、「その商品は取り扱わないことになった」などと言ったのでしょう?

それは、彼らタイ人がサバーイサバーイを最優先にしているからです。サバーイサバーイとは「気楽に」とか「心地よい」とか「気持ちいい」とかの意味合いなんですが、つまり彼ら達にとって「ない」と言って話を終わらせた方がサバーイサバーイなんです。だって話が終わればスマホでFB見れるし、といった感覚です。「その商品は取り扱わないことになった」と言えば目の前の客も諦めるでしょ程度の感覚でしかありません。

 

突き止めて言えば、彼はただその商品のことを知らなかっただけかも知れません。そうだとしても、調べずにもせずに即答で「ない」と回答する辺り、結局は調べるor確認することが面倒であり、サバーイサバーイの感覚で「ない」と口に出すわけです。

そして、それを受けるうちのメッセンジャーもまたタイ人、「あ、在庫ないの?ないんならどうしようもないね」ということでこの「仕入れる」というだけのガキの使いのようなミッションを未遂の状態で持ち帰って来るのです。何故なら、探すのも面倒ですし、彼にとってはこの状態の上で探し出しても彼の給料があがるわけでもありません。なら、ボスの「先週見たけどなぁ」などという情報は参考情報となるばかりか、サバーイサバーイの妨げにしかなりませんのでそんなのは無視して、話が今スグ完了するスタッフの「ない」という回答を推すわけであります。それで、彼にとっては大義名分ができるわけで。

ちょっと思考の回路を変えるだけでもっと仕事ができるようになって、もっと稼げるようになってもっともっと人生がサバーイサバーイになると思うんですが、もちろんサバーイサバーイの感じ方も人それぞれなのでなんとも言えません。ただ、OM●TENASHI™テストを第二の教育として本当に広めたら、いろいろ効果はあるんだろうなぁ、とも思っています。

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