おもしろき こともなき世を おもしろく

  1. 粋華志義
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心得

本日も御國ノ為御勤め御苦労様で御座居ます。

今日約束の時間にお客さんのところに行ったところ、 電話で話をされている。

10分経過。

どうやら問題が起きているようで、 お客さんの、その表情は必ずしも明るくない。

今、 「必ずしも~ない」 という表現を使った自分が何処となく「cool!」と思った。

そんなことを言っているうちに物語は 20分を経過した。

お客さんの表情は「必ずしも明るくない」ままだ。

問題は必ずしも軽くないらしい。

30分が経過。

他の社員の人が申し訳なさそうに 「申し訳ございません・・・もう少々お待ちください」 と言う。

いやいや、そんなに気を使わないでください。

45分が経過。。

こうしている間にも、他の来客が著しい。

その出入り、翔ぶが如く、翔ぶが如く。

ついに、1時間経過。。。

大げさとかではなく、ずっと電話をされている。

出直した方が双方にとって良いかな、とも思った。

にしても、ボクより後に入ってきた来客が自分のことをいちいち気にする。

自分よりボクの方が早く座って待っているもんだから、 「次の方ど~ぞ」 みたいな雰囲気になっても、 「あ、ど~ぞ」 と、言わざるを得ない。

その都度、 『あ、いいんですか?先に順番待ちしてるんじゃないんですか?』 みたいな顔をされる。

・・・おもしろくなってきた。

1時間15分が経過。。。

他の社員の人が、もう一回来た。

「あの…、私で解る事でしたらお伺いいたしましょうか?」

いえ、社長じゃないと、ダメなんです。

それにしても来客が甚だしい。

依然、 「あ、ど~ぞ」 と言う自分がいる。

するとまたあの表情だ。

『あ、いいんですか?』

何回やるんだ、このやり取り。

・・・まだ電話しているお客さんが ジェスチャーで「ごめん、ごめん」と言っている。

1時間30分経過・・・。

出直してもいいのだが、今話しておきたい件なので、松。

普通の人だったらイライラするのかな。

イライラは決してしないのだが、1時間半も待っていると、 さすがに色々考え事なりしていて、 時々でも無表情になっているだろう自分に気づく。

その時思い出した、この言葉を。

「武士というものはな、たえず風が吹きとおっているような人間でなくてはいかん」

そうだそうだ。

いかん、いかん。

これでは風が吹きとおっていない、 無表情という壁でふさいでいる様なイメージを感じた。

すかさず表情に精気を入れる。

こうして今日も自己を啓発する。

1時間45分経過・・・。

お客さんが立ち上がり、伸びをした後 ボクの方にやってきたとさ。

ところで、「風が吹きとおっている」と言えば、

桐野利秋もまた、そのような人物であったらしい。

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