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石垣島3

うお~、石垣島、行ってきた~。

というより、今日は竹富島だ~。

沖縄には以前に本島に行ったことがあり、 石垣島をも今回、満喫した。 でも考えて見れば、どちらもそれなりに発展していて、 まだ自分がテレビなどで見てきた、あの風情に出逢っていなかった。

沖縄3島目の竹富島、 やっと沖縄にたどり着いた感があった。



みんなで自転車借りてね、
コンドイビーチまで行くのね。
この年んなって自転車乗ってんのがおもろいね、
しかも大の大人が6人で。


浜に行く途中にね、商店に行った。
なんと島で唯一の商店なのね。
もうおばちゃん、サービス凄い。
ビールとか3千円分買ったんだが、
色んなもんタダでくれた。
「欲しいんだったら、あげるよ」
って。



この島は、人口300人ちょっとって言ってたかな。
高校は、部活動はできないけど、石垣島の高校に通えるんだって。
石垣島まで船で10分。
ボクらが電車で隣町の高校に行くような感じなのだろう。
たぶん、そこには、色んなドラマがあるんだろうね。
竹富島の男子と、石垣島の女子の青春の物語。。。


…その男子の名前は、竹千代と言った。竹富島の自然の中で、すくすくと育った。青い空と海のように明るく、素直な子で、島人(しまんちゅ)みんなから愛されて育った。そんな竹千代にも、わずかながらに反抗期が訪れた。しかし、それが少し遅かった。。。


中学も3年、みなが進路を決める年頃だった。みなと言っても竹千代の同級生は一人しかいない。日吉丸は竹千代の幼馴染で、島で自分と同い年が一人しかいないという点で、その仲は兄弟以上の莫逆の関係であった。その日吉丸が、石垣島の高校へ行くというのである。


竹千代の家は、島を観光案内する水牛でもって暮らしている。小学校の頃から手伝っている竹千代は、彼自身なんの疑いもなく、この家業をやっていくものと思っていた。そいでもって観光に来た秋田美人と恋におち、結婚するもんだと思っていた。何の疑いもなく、「沖縄と秋田のハーフだね」なんて子供を見て言うもんだと思っていた。なにがハーフだ。


しかし、竹千代は日吉丸の進路に衝撃を受けた。いや、実はそれだけではなかった。日吉丸は石垣島の高校卒業後、本島で自分の店を出すのだと言う。竹千代は自分と同じく育った莫逆の友人が明るい未来へ突進していくのに対し、自分だけが取り残されてしまったようで、なんともいえない、初めての想いをもった。きっと、このままでは、自分のまだ見ぬフィアンセ・秋田美人よりきれいな人と、日吉丸は結婚するに違いない。もう、「沖縄と秋田のハーフだね」なんて言ってる場合じゃない。なにがハーフだ。


とにかく、竹千代ははじめて親にモノ申した。今まで素直で所謂良い子で、言うことを全部聞いてきた竹千代が、はじめて自分の想いを主張したのであった。そうだ、これは反抗期などではない。朝青龍が引退しようと、もう、竹千代の想いは止められなかった。竹千代の想いは親に伝わり、日吉丸と一緒に石垣島の石垣高校に通うこととなった。。。


でね、こんな感じで高校生活はスタートするんだけど、ともかく、一人の女子が現れるわけ。


…その女子の名前は、茜といった。茜は石垣島の八重山出身の女の子だ。居酒屋の娘で、小さい頃から観光客でにぎわうお店のマスコットガール的な存在で、やはり小学生の頃からお店の手伝いをしてきた。マスターが威勢のいい江戸っ子風で、実は出身が正真正銘、東京の下町・神田のチャキチャキ江戸っ子お祭り騒ぎが大好きな親父だ。その血が流れているのか、茜もチャキチャキ江戸っ子お祭り騒ぎが大好きで威勢がいい。


高校生活が始まり、すでに半年。そんな茜を同じクラスになった竹千代は、いつも遠くから茜を見ていた。誰にも言わなかったが、竹千代は自分が竹富島出身であることをコンプレックスに感じている。実際、みんなからも「しまんちゅ、しまんちゅΨ(`∀´)Ψケケケ」とからかわれる。竹富島は、石垣島にとっては「島」で、石垣島は「陸」という雰囲気が、どうもあるらしい。だから、ただでさえクラスの人気者の茜を、竹千代は遠くから見るしかなかった。


「秋田美人より茜の方がいい!ってか好きだ!」と、何度思ったことだろう。竹千代は今、まさに大人の階段を上りつつある。恋なんて、竹富島ではしたことはなかった。島では女子も家族といった感があり、そこから脱出することはない。だから、観光客を見ては、秋田美人に恋をするしかなかったのだ。


そんな時であった。。。一日の授業が終わり、いつものように1組に日吉丸を向かえにいった。日吉丸とは普段、竹富島まで一緒のフェリーで帰っているのだ。1組に入ろうとすると、そこには日吉丸と茜が楽しそうにしゃべっていた…。―――続く(次回は未定)






・・・といった感じで、ドラマがあるんだろうなぁ。
石垣島の人口は、4万5千人。
竹富島は、350人。
色んなドラマがあるんだろうなぁ。ねぇ。
ナンクルナイサー!だねぇ。


そういや、最高だったなぁ~




そうだ、竹富島 行こう。


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