おもしろき こともなき世を おもしろく

  1. 粋華志義
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ボクの人生を変えた水の話

こんな話があります。


ここに一つの村がある。今晩の村人会議での話題はもっぱら水不足問題である様だ。とゆうのも、井戸水が完全に枯渇してしまったのだ。水が、ない。そこで二人の若者が立ち上がった。

働き者である若者Aは体力には自信があるようで、なんと山の上から湧き水をバケツに汲んで村まで運んできた。時間はかかるものの、確実に運ばれてくる水によって村が多少なりとも潤いはじめた。村人はみな、若者Aを救世主のように遇するようになった。

一方、若者Bは村の外に出ることもなく、ほぼ家の中にこもったきりだ。時々村の中をほっつき歩きはするものの、また家に戻る。若者Aの活躍があるだけに完全に村人からは忘れかけられようとしていた。

若者Aの働きは止まらない。近隣の村にも呼びかけて相撲大会を開き、体力自慢の若者を集め、カンパニーを作った。人海戦術である。山の湧き水から村までの間にいくつもの拠点を作りそこに人を配置し、区間的にはリレー方式で、時間的には交代制で、24時間体制での水運びの事業を作り上げてしまった。以前の井戸水よりコストはかかるが村人は喜んで水を購入し、同時に若者Aを英雄のように崇めた。

一方、若者Aがもてはやされている中、若者Bが庭で何か作業をしている。村人が聞いたところ、「水が通るパイプを作っている」と言う。なんでも、そのパイプで山の上から村まで繋げれば、運ばずとも水が流れて来るのだと言う。若者Aによって潤った村人は皆、若者Bをバカにした。

「そんな事ができるわけない!」
「山から村までどれくらい離れていると思ってんだ?」
「そんな事、オレも以前やろうとしたけどダメだった!」

批判殺到の中でも彼はパイプ作りを止めない。むしろ批判されればされるほど、自分の構想に確信を持つようになっている様にも見える。見える、とゆうのは若者Bは議論をしないからだ。実際にパイプ作りには水漏れ等々、何度も何度も失敗している。それでも若者Bは諦めなかった。彼は、「失敗とゆうのは、これじゃ上手くいかない、とゆう事の新たな発見である」とゆう考えの持ち主のようで、失敗を重ねる毎に賢くなっているようだった。むしろ、失敗するスピードを上げている様にも見えた。

やがて若者Bはなんと自作のパイプで山の頂にある湧き水を村に引くパイプを作ってしまった。これにより、蛇口をひねればその場で水が出る仕組みを作ってしまった。人件費もかからないので若者Bはこの水を村人に無償で提供した。

村人はこぞって有料である若者Aの水から、無料でその場ですぐ出る若者Bの水に群がった。

それだけではない、若者Bはその後も考え、且つ行動することによりパイプの量産に成功し、山から大量の水を引く事ができるようになり、そのシステムを他の村に売った。

かくして汗水かいて散々に働いた若者Aより、思考の力を活用した若者Bの方が結果を残し、より多くの人々の暮らしに、より大きな貢献をすることができた。


こんなような話ww (多分に色着けてるけど)。

ボクはこの話を2005年の時、当時27歳の頃に知った。ボクはこの若者Bのやり方が気に入った。最も気に入ったポイントは、「自分が働かなくても、そのシステムが働いてくれる」とゆう点だ。

このシステムを構築する事に着手して早14年。やっとそのシステムが周りはじめてきたとこです。おそっ。

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