私はかつて、民泊(Airbnb)をバンコク都心で5部屋運営していました。稼働率はおよそ60-95%程度で、比較的好評はいただいていたように思います。
リスティングの特徴
私のリスティングはローカルなアパート。家賃5,500B+光熱費で借りて、それを貸出していました。プールもエレベーターもない、思いっきりローカルなアパートで一般庶民のタイ人が住むようなアパート。BTSまで徒歩30分くらいのアパート。バンコクの都心でありながら、アパート内はもちろんのこと、周辺は観光客はおろか外国人自体が見られないようなロケーションでした。
暮らしの提案
正直言って、交通の便は悪い。今時のバンコクを観光するのなら、BTSの沿線沿いの方が圧倒的に人気でありましょう。ボクはこのローカルアパートを
「バンコクに暮らすーー。」
をコンセプトで打ち出した。つまり、タイの一般庶民が実際に住むようなローカルアパートで、本当のタイの暮らしを体験してみませんか？とゆう提案です。
人が海外旅行に行く際、誰もが行く観光地に行ってラグジュアリーなホテルに泊まって良さげなレストランで食事をするのも一つの楽しみ方ですが、観光客がいないようなローカルスポットにある地元の人達が住んでいるようなアパートに泊まり、屋台で食事をするのもまた、一つの楽しみ方ではあります。ボクは、後者の楽しみ方を提案していたんです。そして、どちらが「本物の」タイを体験できるかと言えば、自分の提案の方であろうと自負はしていました。
縮小→閉鎖
他とは異なるこのコンセプトによって、反響はたしかにありました。初期の段階から利益も確実に出ていましたが、今年の6月、5部屋運営から一気に一部屋に縮小し、その最後の一部屋も今年の年末にクローズし、完全にこの民泊事業は閉鎖することにしました。
稼働率60-95%で黒字なのに閉鎖するのは、何故かーー。
閉鎖の理由
それはズバリ、時間。費用対効果ならず、「時間対効果」とも言えましょうか。
実際の部屋の清掃や準備等はすべてスタッフに任せていたし、チェックインもセルフで対面しないような仕組み作り、あらゆる問合せはすべてWebサイトに集約していたのでゲストからの問合せはWebサイトのコンテンツをコピペするだけで済むようになっており、「自分の時間をいかに使わないか」にフォーカスをあててきました。
しかしながら、それでも5部屋ともなると毎日のように誰かしらゲストの対応とゆう様になります。ゲスト対応、と言ってもWebサイト戦略によってほぼコピペで済む作業ですが。(本当は英語対応できるスタッフがいれば任せられるんですが、そうなると今度は人件費もあってコストが合わなくなります)
そうでなくとも他事業も合わせて一日に何百人の人間対応をしている自分にとって、正直、一分の時間も惜しい。そろそろ一日に全員への対応が追いつかなくなることが慢性化してきたので、時間対効果が悪いこの民泊を止める事にしたのです。
何故、「時間対効果」が悪いのか、これには一つ現地事情があります。時間対効果、とゆうのは人によって違います。誤解を恐れずに言えば、タイの一般庶民と日本の一般庶民では、異なってくるんです。物価が違うから。
ボクがタイで民泊をやる以上、競合はタイ人です。これはどうゆう事かと言うと、自分はプールもない、エレベーターもないローカルなアパートなのに、徒歩圏内で競合となるタイ人はプール付のコンドミニアムを一泊500バーツ(≒1,800円)で打ち出してくるんです。その上交通機関はより便利、ともなると普通はコンドミニアムの方にゲストは流れますよね。。我ながら、よくあのアパートで黒字運営できたものだと思います。
つまり、タイの競合は薄利でやってきますので、日本人の自分にとってみては、あまり魅力を感じないようになってきて、それがすなわち、時間対効果とゆうわけであります。
まとめ
結果、やってみて良かったです。色々自分も学びましたし、最近自分が熱をあげている例の「おもてなし」の実践にもなりました。タクシードライバーとの出逢いもあり、ってゆうか270件依頼して一度たりとも遅刻なし❗って凄くないですか？おそらくタイで一番時間にしっかりしているサイアムさんはウチのレギュラーメンバー☆民泊Airbnb、実におもしろかった。
※どうせ止めるので、自分なりのノウハウも公開しました。
私がAirbnbでスーパーホストを維持し続けた3つの最強ノウハウ
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