さてバンコクに向けて帰ろうとチェンライを出て30分ほど愛車CBを走らせていた矢先、道路の道の悪さからくるちょっとした振動によりバイクが止まってしまいました。
エンジンが、かからない。
少し時間をおいてみると時々エンジンがかかる時はあれど、アクセルを開くとエンジンが止まる。とりあえずこのCBを世話してもらっているバンコクのHONDAの職人にLINEをして連絡待ち。まあ、正月2日だし、あまり期待はできない。
ネットでCBの取扱説明書のトラブルシューティングを見ても、販売店に相談して見てくださいの症状だ。
そこでHONDAのチェンライの番号にかけると電話に出てくれたのが、その番号は個人の携帯電話だったからだ。HONDAチェンライの電話番号は個人の携帯電話。するとお店は正月休みだと言うので、HONDAの緊急連絡先に電話してみては？との事で電話番号を教えてもらう。
そこに電話するとなるほど、コールセンターに繋がった。先方は慣れた手順で色々とタイ語で聞き込みをして来るわけだが、場所の説明がどうしてもできなかった。Googleマップで移動しているので、それでしか解らないのだ。そこで先方かこれまた慣れた口調でこう言ったのが、後から考えれば不幸中の幸いでした。
「周りに誰かタイ人はいませんか？」
周りを見渡すと、道の反対側に何やらお店があり、ちょうど人もいたので、現在地を説明してもらうためにお願いしにいきました。
その女性メイさんがはじめは代わりに色々と対応してくれ、対応が追いつかないと判断すると弟を隣の家から呼んできてくれて弟が対応してくれ、結局はHONDAでできる事としては、
バイクを運ぶ手配しかできないこと
がわかりました。つまり、HONDA自体はチェンライもチェンマイも休みなので、チェンライに持っていこうがチェンマイに持っていこうが今日、明日は修理できないとの事。ではバンコクまでいっその事運びますか？など色々話がでたが、そんな時メイさんの弟がぽろっとつぶやく。
「知り合いのバイク屋に頼んでみるかい？」
えっ。て。そんな事ができるのか。でもバイクとひと言で言っても自分のCBは2014年式と言えどHONDAが最新技術をぶち込んだ大型車、コンピュータ制御されている上にABS車でもあるんだ、大丈夫なのか確認すると大丈夫だと言う。普段から大型車も見ているのだと言う。ただ、電話番号を知らないのて今いるかどうか、見てくるよ。と言う。
この時点ですでにとらはいなくなっている。弟の家にも子どもがいて遊び相手をしていてくれているらしい。後から聞けばなんとご飯まで食べさせてもらったようで、、もはや接待。
弟が職人を呼びに出かける中、メイさんと話していると以前、日本語を勉強したことがあると言う。日本にも3回行ったことかあり、新宿はなんでもあるから好きだとか、そんな話で盛り上がり、ご飯食べない？と3-4回くらい聞いてくれるほど色々と気遣ってもらいました。
そうこうしているうちに弟が見事職人を連れてきてくれ、一旦職人のアジトへバイクを持っていきます。3人がかりとは言えど、なんと素手で255kgの車体を持ち上げる辺り、信用に値すると思いました。
結局アジトで見てもらうこと30分、見事コードの不接触である原因を発見してなおりました。絶好調です。逆に言えば、コードの不接触で全く走らなくなるもんだと言うことを痛感したトラブルでした。
何よりも、2人の職人やメイさん一家含む地元の皆さんに感謝。ここはチェンライの隣のパヤオ県とゆうところだったけど、全く見識のまだないパヤオ県のイメージが一気に出来上がりました。全国一周で、また楽しみが増えました。
パヤオ県、最高！とゆうか、タイの人達にいつも助けてもらっています。
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※男硬派二人旅のために多分に嫡男が写っておりまするけども
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