まぁ、簡単に言うと「全部をシェアしよう!」という村、集団です。
そこには世界の人が魅力を感じ、訪れます。
私がいた頃、そこのKIBBUTZ(キブツ)にいた外国人は60~70人。
皆、自分の国の“誇り”を持ってやってきます。
ミーティングルーム。
みんな、主張しっぱなし。
ところで、そんな人ばっかなので色んな理由で辞める人がいます。
・別の国の人を、夜中に何人かで嫌がらせをして、クビにさせられる人
・殴り合いの喧嘩をした後、フェンスを越えて逃げようとして、結局
捕らえられ、クビにさせられる人
・数回遅刻し注意され、逆ギレしてやめてゆく人
・・・など等・・・。
その中でも今回は韓国人、S君の主張です。
S君は、とある金、土の休みを使って、Tel-Avivの街に遊びに行きました。
私達がいた村は山奥も山奥で、街まではバスの乗り次ぎを考えると
フツーに行っても6時間位はかかるだろう場所にあります。
さて、
S君は街にいったついでに、壊れたデジタルカメラを修理に出しました。
すると残念、修理の上がりは月曜日。
彼は日曜から仕事なので、土曜の夜には山奥に戻らなければなりません。
そこで、キブツのリーダーに電話。
S君「これこれこうゆうわけで、月曜の夜に戻りたい」
R「ダメだ。」
S君「でも、修理は月曜に上がる」
R「ルールはルールだ!」
こうして、S君は自分の主張を貫いたのです。
世が世なら、この事を“脱藩”といいます。
S君は、
デジタルカメラの修理を月曜まで待って、月曜の夜に帰ってきました。
翌日早々2人は話し合い、
S君はその日にはもう、村を去っていったのでした。。。