粋華志義

反日デモ真っ最中に中国に行ってみた

皆様、こんばんわ!

まだ総理が小泉首相だった頃のある年、
中国にて反日デモがはなはだしかった時期に、
中国へ市場調査しに行ったことがあります。

NHKの海外危険情報では、当時中国への渡航延期を呼びかけており、
それでも1年に一回しかない巨大展示会には行きたかったために、
私と同僚2人は強行しました。

たしか5日ほど滞在しましたが、
反日デモらしき気配は皆無と言っていいほどなく、
痛い視線すら感じることもなく、
それどころか、逆に親日といっていいような雰囲気でした。

親日例1

夕食を食べにレストランに到着すると、
この時は視線を感じました。
お客や店員、ほとんどの人が私達を見ています。

その視線とは、
「日本人が来た、へぇ~珍しいぃ~♪」
というような少し微笑みが込められた視線でした。

2階のテーブル席につくと店員がメニューを聞きに来るのですが、
1人、2人、、、また1人・・・階下からも上がってきてまた1人・・・
といった感じであっという間に7~8人くらいのスタッフに囲まれました。
私達2人のメニューを聞きに来るのに。

皆、私達に興味深々で、
「これがおいしい」
「いや、こっちの方がおいしいよ!」
「これより、こっちの方がいいよ!」
とキャッキャ言いながら教えてくれます。

彼等は英語が喋れるわけでもなく、永遠中国語を連打してきます。
私達が英語で話しかけてもお構いなく、
永遠中国語を北斗百裂拳が如く連打してきます。
でも、あの時の笑顔は最高でした。

親日例2

マッサージ屋さんにいきました。
タイのマッサージが大好きな私達は、中国でも大好きです。
でも、このマッサージ屋さんの女の子は少し直球でした。
「何でこんな時期に中国に来たの~?」
と言って笑っていました。
笑いながら、やっぱりキャッキャ言ってます。

反日デモの様子を、テレビなどマスメディアを通じて見ると、
まるでそれが中国全体で起こっているように、
又は、大げさに起こっているように、人は錯覚しがちだと思います。

それを解っていたつもりでしたが、想像以上にその実態は違ったものでありました。
もっとも、私達が行ったところが激しかった北京やらではなかった事も
あると思いますが、それでもなかなか面白い体験でした。。。