粋華志義

いやいや、失敗してもいいんだよ。という話。

例のお話しとして、今ウチのオフィスでは、人を教育しているスタッフさんがいます。その教育生にやけに先輩スタッフが常にくっついて色々と教えている。一見、先輩スタッフの優しさもあっていい風景に見えるんだけど、現場はそうではない。というのも、別の記事でも少し触れたようにこの教育生にはまず、「自分で考える習性」を身に着けてもらいたいのだ。子どもには魚をあげるのではなく、魚の釣り方を教える、ということとたぶん、同じことなんだろうと思う。

で、その先輩スタッフに注意してみた。すると、

「だって、失敗したらどうするの?」

という意見が返ってきた。そこから、人は失敗した時こそ学べるものだと言う事、失敗せずに成功できる人なんていやしない事、失敗は早かれ遅かれするもんだから今のうちにどんどん失敗した方がいい事、てか、失敗するスピードを上げた方がいい事、失敗を恐れて行動が制限されることの方が私にとって損失、すべてを教えてしまったら自分でまた考えることをしない事、それは彼を助けているようで彼にとってプラスにはそれほどなっていない事・・・など、このレベルのことからタイ語で説明するわけなんですが、ちゃんと伝わっているかな。