粋華志義

[ハネムーン第27日目]Copenhagen 養子についての憧れ

どちらかというと1人旅が好きな漢にワイフができた。いつも旅はあえて無計画に、自由に旅していたこの男が、此度は欧州周遊1ヶ月のハネムーンにワイフを連れて行くことになった。此度ばかりはいつものように無計画ではいけない、そんな連載であります。

この日は友人の実家を出てまたHelsingorを散策し、Copenhagenを散策し、夜はCopenhagenの仲間が集まり、7、8人でhomeparty、それでは止まらず、色んなビールを置いてる付近のBarへ行ったので、(内輪ネタとなるので)、それはここまでとしよう。

このデンマークの友人について少し触れてみたい。彼の両親は両方とも韓国人、生まれて数か月でデンマークに養子となり、以来デンマークで育つ。つまり、見た目は100%韓国人なのだが、マインドは完璧西洋人となっている、私にとっては非常に興味深いタイプの人間なのである。それ以上にとにもかくにも、自分との相性がいい。まさか海外にこの様な最高の友を持てるとは思わなんだ、というくらい愉快な朋友だ。

どれくらい愉快だとゆう他人の話は、この際無粋なので置いておくとして、彼との相性の善し悪しは別として、彼と出逢ってから、養子とゆうものにひそかに興味を持つようになった。

何故なら、違う国の子を、自分の子どもとして育てるとゆうことは、色んな意味で世界が広がる。その国への思い入れも当然強くなることでしょう。自分に子を授かったのなら、その子の兄弟に厳密に言うと異国の容姿の義兄弟を持つようになり、その子の世界も絶対に広がる。ついで、人助けとなるのは果たして自分の教育にかかっているのだが、彼の家庭を見ていると自信が湧いてくる。

彼の家庭は父親、母親、長女(35)、次女(22)、長男(13)で、友人の彼は30歳なので、長女の次となる。ここで敢えて彼を「長男」としなかったのはわかり易くするためで、別段、意味はないことを断っておきます。

解んないけど、養子でありながら、ここまで魅力的な彼を育てた彼の両親に心から尊敬の意を込めて、彼の父親に言ってみた。父親も唯一、タバコをやるらしい。

素晴らしい家族ですね。

って。そしたら、自分でも言ってた。そうだな、って。いつもは物静かなヒゲ濃いお父さんなんだが、謙遜しない辺りも人の良さが滲み出ている感じだ。

きっと、ボクも養子を持つかも知れない。

【スケジュール】
20151116 ※この日の移動は友人の車です。