どちらかというと1人旅が好きな漢にワイフができた。いつも旅はあえて無計画に、自由に旅していたこの男が、此度は欧州周遊1ヶ月のハネムーンにワイフを連れて行くことになった。此度ばかりはいつものように無計画ではいけない、そんな連載であります。
Nice ダイジェスト
ニースの朝はサレヤ広場の朝市からはじまり、そのままなんとかってゆう城跡、つまりは高台に登り、ニースの全景を堪能します。たぶん、これニースの王道コース。
ニースってこうしてみるとなかなかきれいな海してる。
なんか、すげー石を組み立ててるおじさんいた。
10月末だってのに、昼間は暑い。空気は冷たいけど日差しが強いので暑い、余裕で泳げる。なるほど、ニースはフランス人にとっては楽園なわけだ。
Monaco ダイジェスト
ニースからモナコまで普通列車で20分。往復でも2人で€15.60とゆう、正にニースからだと気軽に行けちゃう感じ。
あの大橋巨泉が移住しようとして、「資産が足りない」との理由で住めなかったほどの金持ち大国、モナコ。ヴァチカンに続き世界で2番目に小さい(狭い)国、モナコ。ずっと来たくて来たくて、且つ来たかった、モナコ。
キタ━(゚∀゚)━! それよりもたぶん連れのワイフ、アカ族として初めてモナコ入りしたんじゃないかという説。
天気もバツグンのモナコ。
パトカーもかっこいいモナコ。
代理店の名前はやっぱりモナコモーターズ。
カジノで有名なモナコ。
パノラマモナコ。
モナコ人も遊園地好きなのかー、
とゆうことですっかりモナコを堪能したのでした。
それはいいとして、旅の話はまだまだ尽きないのであります。私もそれなりに旅には慣れている方だとは思ってましたが、今回初体験をしました。
Niceでプチハプニング
Niceのホテルはあらかじめトリップアドバイザーで手配していたのですが、Niceの駅に夜に到着し、駅前のホテルのはずなのにホテルが見つからないんです。
てかホテルってゆうか、ゲストハウスなんですがね。最近、特にフランスなんかはランチでもふつうに€50とかかかってるんで、少しビビってゲストハウスにしてみました。Niceは2泊ですし。
で、とにかくその宿が、見つからない。駅前ですからね、道の名前も確かめて、その場所付近まで来てるはずなのに、見つからないんです。 はて。。 宿に電話しようにも電話使えないし、ネットも繋がらないんで探すしかないんですよ。で、その周りをうろうろしてたら声をかけられた。
「Do you need something help?」
振り向いたら30代くらいのきれいな女性。金髪や顔立ちから、英語を喋っているけど、こう声をかけてくるとはフランス人、だとしたらずいぶんときれいな英語を喋るもんだ、と、ここら辺までが一瞬にして頭をよぎる。
と、同時に自分は完全防備体制に移る。と大げさに言いますが、要は、こうして声かけてきて相手を油断させてスリ被害に遭う、なんてのはよく聞く話ですからね。時に波状攻撃、つまり声をかけてくる人はオトリで、別に何人かが複数人でグルでやられるなんてこともあるみたいですから、まず自分のバッグ、とりわけ財布とカードが入ってる部分にさりげなく手で覆って、ワイフの立ち位置、声をかけてきたキレイなフランス人女性の立ち位置を確認、それからまわりの状況を見渡すくらいの反射神経が自然と働くのでした。
そうは言ってもなんせきれいなフランス人ですからね、きれいなフランス人女性には悪い人はいない!と信じ込んでいる私はすぐさま携帯を見せて、このホテルを探してるんだ、と言うと、すぐ隣にいた男が携帯を一緒になってのぞき込んできた。
やっぱりカップルか。
ここで、ある程度防備体制は解放されました。だってこのカップル、ペアで見てみると絶対いい人っぽいんだもん。
だとしたらですよ。すげーラッキー。おまけにすぐ近くだからその場所まで一緒に行ってくれるって。もう1回言うと、すげーラッキー。で、連れて行ってもらったのがこちら、
厳密に言うとこちら。
もっと厳密に言うとこちら。
何も書いてねー。なになに、コレ。ここ?みたいな。いや、ここってことはないでしょ、ホテルなのに何も書いてないってwww そう 言ったら、
「いや、ゲストハウスだから・・・」
て、ツッコミ入れられた。フランス人に。。いやいやいや、そりゃそうだけれどもね、ゲストハウスにしても、看板もないってstrangeよね、なんて話してたら、きれいなフランス人女性、この人を便宜上ナンシーとするならナンシーがすぐ様このホテルに電話してくれた。
果たしてホテル、いやもとい、ゲストハウス側は電話に出た。かいつまんで話すと、どうやら場所はあってるらしい。そして、私達の部屋は4階にあるらしい。そして、途中ロックがかかってる扉の暗証番号を教えてくれた。部屋番号はないが名前が貼ってあるのですぐ解るはずとの事。それから、どうやら事情があって今日は中にはスタッフはいないらしく、この様に不便をかけたことを仕切りに謝っていました。
この電話の最中に、ちょうど中から出て来る人がいたので中に入ってみる。
4階に上がってみる。なるほど、先ほどのロックはここの扉のことね。よーく見てみると、
だから、んなこと言われても電話持ってないし、ということは置いておいて暗証番号を入力すると、果たして扉は開きました。
中はこんな感じ。
あー名前あった、あった。
なかなか中はええ感じの部屋ではありませんか。てか、完全に「家」みたいな。
共有のトイレ。
共有の台所。ホテルと違ってゲストハウスは台所を大抵使えるのが魅力。
共有のシャワー室。お、おまけに洗濯もできるのか!と思ったら、
使っちゃダメみたい。。
で、一階のロック解除番号は部屋キーに記載あったし、、とこれですべて解決したんですが、これ、この2人が登場しなかったら、200㌫たどり着けなかったですよ。てか、解るはずないじゃん。
向かいのMarkus、絶対たどり着けないでしょう、Markusかわいそう。。
それにしても今回助けてくれたカップル、すごく助かった。なんと偶然にも彼がその時履いていたヒッピーっぽいパンツはタイに旅行行った際にタイで購入したものらしい。なんて奇遇なんだ!今度タイ来た時は「I wanna help you」と言って名刺を渡しておきました。ありがとうございます、あの時の彼とナンシー!
【スケジュール】
20151030 ※この日の移動は列車です。
Nice(Ville)発 13:18
Monte Carlo<Monaco>着 13:36
Monte Carlo<Monaco>発 18:01
Nice(Ville)着 18:19
ホテルと違ってゲストハウスは台所を大抵使えるのが魅力。