おもしろき こともなき世を おもしろく

  1. 粋華志義
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【人間力第92回】自分を貫く精神力

 何か行動を起こす時、それが世間一般で“常識”と思われない事であればあるほど、人から白い目で見られることだろう。

「何考えているの?できっこないよ」
「家族は何も言わないの?」
「そんなこと、何の保証もないんだよ?」
「あいつはあんなことをしているから、相手にしない方がいいよ」
「高望みはやめなよ」
「もうそろそろ落ち着きなよ」

何か行動を起こす際、これら世間一般の声には絶対に負けない。勿論、中には本当に自分の事を思って言ってくださる人もいるので、参考にはすべきだが、周りの“目”には負けてはならない。この精神力、大事です。

今一度考えてみる、この精神力がなければ今の生活はあり得ない。自動車王のヘンリー・フォード氏はその初め、サラリーマン時代に貯めたお金で異なる会社の車を1台ずつ買い、買ったと思ったら片端から解体し始めた。周りの人はその親密な家族ですら、「とうとう狂った」とかなり言われたそうである。

それでもフォード氏はやめなかった。それぞれの企業の良い点、悪い点を研究し、一般の人ですら乗れる車を開発しようという信念があったのだった。その当時車というのは上流階級の人だけが持てるもので、オーダーを受けてからひとつひとつ製造していた。つまり、その車という存在を、一般の人にも乗れるように量産する仕組みを作ったのがこのフォード氏で、彼は人にどう思われようがびくともしない信念があり、驚くほどの精神力を持っていたのだった。

考えてみれば飛行機のライト兄弟や、電話のベル、電球のエジソンなども当時は相当回りの人から攻撃を受けたと容易に考えられる。と言ってもあまりにも遠い存在なのであまりピンと来ないかも知れないが、例えばサラリーマン金太郎の金ちゃん、踊る大捜査線の青島、ワンピースのルフィーなどはどうか。いや、変な話ですがね、その他映画のヒーローでも身近な有名人でも、誰か想い返してみる。皆、それぞれ自分の信ずる何かがあって、周りの人を気にするタイプではない。見ているだけで、気持ちがいい。何かせいせいしないだろうか。→これが人間力だ。

何かをやり抜く、貫き通すと当然目立つ。賛成派、反対派が出て来て当然なのだ。「出る杭は打たれる」では、ない。出る杭はたしかに打たれようとされるが、それに打たれるかどうかは、果たして人間力次第だ。これに、打たれては、ならない。この“打たれなかった人達”が周りの目を気にしないバカの才能を持つ、結果的には偉大な人と成りえた理由のひとつなのだ。

何故ならば、バカはやり続けるからだ。周りの目なんか気にしない、人に何て言われようが、バカには関係ない。自分がやっている事が世間から見た場合、おかしなことだと気づかない。単純に、ソレをやり続けることが好きで、あるいは好きではなくても強烈な信念となっており、もうそれは、それだけで、バカの領域に達している。この域に達するともはやバカではない、“天才”という言葉こそふさわしい。

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