「どうしたらそれを買えるか?」と自問する癖をつけることは、常により大きな夢を見るように自分を訓練することを意味する。また、それと同時に、夢を見るだけではなく、自分にはそれが実現できると信じるように訓練していることも意味する。
一方、「それを買う余裕はない」と言ってしまうのは、ろうそくの炎の上に濡れたタオルをかけるようなもので、夢を吹き消しているのと同じだ。世の中にはあなたの夢をつぶそうと、手ぐすねを引いて待っている人がほかにいくらでもいる。あなた自身がその仲間になって、そんなことを言う必要はない!念のために言っておくが、あなたのまわりのそういう人たちもおそらく悪気があるわけではない。でも、親切で言っていようが悪気があろうが、彼らの言葉はあなたにとってきわめて有害だ。
「そんなこときみにはできない」
「リスクが大きすぎる。それをやろうとして失敗した人がどれだけいるかわかっているのか?」
「ばかなことを言うな。いったいどこでそんなアイディアを仕入れてきたんだ?」
「それがそんなにいいアイディアだったら、もうほかの誰かがやっているはずじゃないか?」
「ああ、それはずっと前にやってみた。なぜうまくいかなかったか話してあげよう」
今挙げたのが「夢殺し」の言葉だ。私はこういうことを言う人に共通する、興味深い点を発見した。つまり、ほとんど例外なく、彼らは自分自身が夢をすでにあきらめてしまった人だ。
————————————-
「もし失敗したら、どうするんだ?」
これも夢殺しの言葉か。