粋華志義

【第14回】ジュエリーを本気で考える ~もう一つの選択肢、オーダーメイド~

“自分が求めるジュエリー”とはそもそも何なのでしょうか。
勿論、 これは人によってさまざまなのです。
求めるモノが「ブランド」であればそれはそのまま、
言うまでもありません。
前者のようにそのブランドが好きなのであれば、
その方はそのブランドでジュエリーを購入されるのが望ましい。

これは、どちらが“正しい”ということではないのです。
あえて正しい選択肢をあげるとすれば、
それがやはり、「自分が求めるジュエリー」となると考えます。

そもそも、
多くの人はそれほど確固たるイメージがないものです。

自分の想像だけで、
求めるジュエリーが3D、立体的にイメージできる人は稀です。

女性への贈り物として用意する男性の方には
もっと難しいと言って良いでしょう。

くどいようですが、
こうした特にイメージができない方で予算にも余裕がある人にも、
ブランドジュエリーは良いかも知れません。

前述しましたようにデザインからクオリティーまで
悩める人をリードしてくれると考えるからです。

贈られる方の趣味・趣向は別として、
“モノ”としてはずれを引くことがないことは、
高い価格によって保証されているようなものです。

では、こうした方以外の人はどうなのでありましょう。

このような、先の話での後者のような人です。

ここで、
筆者はブランド品に対してもうひとつ、
重要なポイントを指摘しなければなりません。

それは、
ブランド品が基本的に「量産品」である以上、
自分と同じモノを他の誰かが身に着けているということです。
街で歩いていて、
自分と同じ服を着ている人を見かけたことはありませんか。

服もジュエリーもそれこそ無数に存在するのでなかなかありませんが、
ブランドであるが為に逆に目だってしまうということも言えます。

とは言えやはり、
こうしたことは滅多やたらにあるものではありませんが、
“こだわり”を持っている方、
もしくはこだわりたい“シチュエーション”には、
ブランドジュエリーではない選択肢もあるのです。

それが、オーダーメイドジュエリーです。