同じアフリカでは、
コンゴ(DRC)に行ったこともありました。同国にダイヤモンド鉱山を所有する企業よりの依頼で、
当時支援を開始したHIVクリニックの現地調査の為でした。
そのHIVクリニックは村の中にもありましたが、
末期の人が集まる隔離された集落にも行きました。
隔離された集落のクリニックは衛生上とても
“クリニック”とは言えない状態で、
スタッフの人と話していると外に行列が。
「あれは何ですか?」と聞くと
「今日も一人エイズで死んだのです」と言います。
外を見ると茶色い土の上に裸で無邪気に遊ぶ子供たち、
まるで映画の世界でした。
そう、
映画と言えばこの時のワンシーンがまだ目に焼きついて
残っていたころ、あの「ブラッドダイヤモンド」を見たのです。
ブラッドダイヤモンドはご存知紛争ダイヤモンドを巡る映画ですが、
あの映画の中に見られる一部の悲しい世界は今でも実際に起こっています。
強制労働、強奪、強姦、殺人、人身売買・・・。
その映画と近くに行ったあのアフリカ現地が、
どうにも話をリアルにするのでした。
“現場”は、果たして“深刻”なのであります。
話が少し反れてしまいましたが、
では金の“現場”はどうなのでしょうか。