粋華志義

【第37回】金は売り時?買い時?

本連載は冒頭でもお話しましたように
騰がり下がりを追求していくものではありません。

しかしながら、
このまま鬼塚氏の言う通りの暴落がおきてしまっては、
後の祭りです。
そしてその内容は、
いちいち組織の発表や業界著名人の言葉を引用していることからも、
充分にあることなのだと思います。

鬼塚氏がその著書でも言うとおり、
中国は金の生産量を偽り隠しているのかも知れません。
ここまでの話になると何が真実なのかがよく解らないのです。

「今後2~3年で徐々に1000ドルの大台を固める方向だと思います。ただし、投機的な売りにより800ドル台までの下げもあり得る。上げの道は決して平坦ではない、と見ています」
「上値はまずは1200ドルと見ています。ただし、これも仮に付けたとしても瞬間タッチでしょうね」

これは元スイス銀行、
現在は金の国際機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)
日韓代表の豊島氏の見解(2009年10月)でありました。

WGCとは、
英国に本拠を構える、世界の主要鉱山会社40社で
設立された非営利組織であります。

金に関する調査や研究、
規制の撤廃や物流システムの改善支援、
正しい知識の普及や投資の促進など多方面での活動を行っています。