この幕末通貨問題が、今都市鉱山のレアメタルを通じて再び起こっているのか? 日本は国家レベルの大損失を、またくり返しているのか? そう思うと危機感と憤りを感じ、気がついたら原田氏の連絡先を検索していました。
ただ、今回はこの幕末通貨問題があってのアクションなので、簡単に文章でまとめて、30分後にはメールで問い合わせていました。
数日後、ご本人ではなかったが同じく材料・物質研究機構で 原田氏と一緒にやられているというK氏よりお返事をいただきました。 そこで早速、K氏のおられる材料・物質研究機構に伺いました。
結局、レアメタルが本来の価値よりも安価に流出されている状況というのも、環境問題上やむなくそうしているようでした。要は日本国内だと環境汚染に関する規制も厳しく、廃棄物を処理するにも大変なこと。
その点周辺のアジア国では(日本ほどは)環境問題関係なしにやってしまうので、そういった廃棄物処理も含めて“丸投げ”してしまっているのが現状とのこと。
それだと、原田氏の言葉にも繋がります。
150年前の状況とは異なるということでひとまずは安堵しましたが、「レアメタル類に対して定量的な見積が行われていない」という状況は改善すべき課題でしょう。
少し話がずれてしまいましたが、その後もK氏とは意見交換をしました。
筆者の話(経産省でした話)を聞いてこんなことを言われておりました。
「それにしても良いネーミングですね。感服しました」
この“良いネーミング”というのも、後述してまいります。