粋華志義

【第20回】金は売り時?買い時?

こうしたある意味特殊な業界であるため、
「ジュエリー」という話を聞けば高級なイメージがある一方、
「怪しい」というイメージも同時にあることは否めません。

たしかに、
よろしくない業者はいます。
それは、
この業界を考えると今後も絶えることはないでしょう。

それならばいっそのこと私は自分の利益だけを顧みずに、
オープンにしてしまおうと考えたのです。

そうすれば、
我々業者にとっても一般の消費者にとってもフェアになることでしょう。

そして、筆者が利益と離れてお話をする以上、
“ジュエリーをリサイクルする意義”をセールストークとしてではなく、
ありのまま、そのままお伝えすることもできると思ったのです。

街ではすっかり「金、プラチナ買取ります!」の
立ち並ぶ旗印が見慣れてきました。

訪問買取の相次ぐニュースを見ていると、
街の専門店も同類に怪しく思えてしまう。

というのは言い過ぎだとしても、
買取業者がいくらリサイクルする意義を伝えたところで、
所詮買取りたいがためのセールストークのように聞こえてしまう・・・。

これは、
筆者の考え過ぎなのでしょうか?

ともかく、
不用なジュエリーをリサイクルすることは、
実は大変な意義があるのです。

それを後半は伝えていきたいと思います。