粋華志義

【第4回】金は売り時?買い時?

【トラブルを避けるための注意点】
貴金属の買い取りサービスは消費者が業者に代金を支払ってサービスの提供を受ける場合とは異なり、業者による買い取りであるため、訪問による契約であっても特定商取引に関する法律の規制を受けないと考えられており、クーリングオフが難しく、返品を求めても取り戻せない場合がほとんどです。

古物営業法により、古物営業は公安委員会の許可・届け出が必要です。許可業者かどうか、必ず契約前に確認してください。また、貴金属の売買時に、古物商は売主の名前、住所、職業、年齢などを確認することが義務づけられています。契約については慎重にご判断ください。

(アドバイス)
1、買い取ってもらうつもりがないなら、毅然と断ること
2、一人で業者に対応するのは避けること
3、相手がどのような業者なのか慎重に確認すること
4、買い取り条件など明記された書面をもらうこと
5、なにかあったら消費生活相談窓口や警察に連絡すること

ひとつのポイントは、
自治体が堂々とホームページ上で注意を呼びかけていることです。

これを見た人は、
訪問買取業者に売ることはないでしょう。
暗に、「売らないでください」と言っているようなものです。

実は私の会社でも訪問ではないにしろ、
貴金属の買取は行っております。

業界人としては正直なところ、これほどの営業妨害はありません。

言うまでもなく、
「貴金属の買取」というそのもの自体の強烈なイメージダウンとなっているのです。