粋華志義

【第3回】金は売り時?買い時?

さて最近では、
地方自治体が住民に注意を呼びかけていることがあります。

ここでは、
愛媛県伊予郡松前町のホームページより引用したいと思います。
最近、消費者の自宅を訪問し、金やプラチナ等の貴金属を買い取るというサービスに関する相談が、全国だけでなく県内においても寄せられています。

【勧誘方法】

業者が「不要な貴金属を買い取りしたい」と突然訪問し、査定をしてネックレスや指輪などの貴金属を売るように勧誘します。

【相談内容】

・強引に勧誘を受けて、冷静に判断ができないまま契約してしまった。
・買い取ってもらったが、買い取り価格が安すぎると思い解約を申し出たところ、解約は受け付けないという書面を渡しているのでできないと言われた。
・買い取りの際に、「買取査定申込書」に個人情報(住所、名前、電話番号)を記入したり、健康保険証や免許証の提示を求められたが、悪用されないだろうか   など

相談内容を見てみると、
相談者の方の痛々しい不満な気持が伝わってくるようです。

ただ、
どれも冷静に注目してみると双方が承諾して成る「契約」の後のことですから、
厳しい世の中ではこれらを後になって救う手段はないようです。

これが、
「自分の身は自分で守る」ということなのでしょう。

ただし、
絶対に許せないのはご老人の方、
例えば70歳、80歳といった方から強引に買取る業者です。

極めて悲しいことですが、
ニュースを見ているとそういった事例も
あるのが現実のようであります。

実際に国民生活センターの発表によると、
訪問買取を巡る消費者トラブルの約7割が60歳以上で、
昼間自宅にいる高齢者が狙われています。

続きを見てみましょう。