香港の取引所バイナンスには、タイBX(bx.in.th)にはない魅力的な仮想通貨の取り扱いがある模様です。今回、BXからバイナンスへの送金するのに少し苦労したので、その方法をログしておきたいと思います。
準備しておくもの
当たり前のことですが、この作業をするのには以下の環境が必要です。
- BXのアカウントにログイン
- BXアカウントにビットコインを購入しておく
- バイナンスのアカウントにログイン
上の環境を準備するには、ググればいくらでもヒットします。
BXのビットコインをバイナンスのアカウントに送る手順
手順1 バイナンスのビットコインのアドレスを確認
まず、受け皿となるバイナンスにて、ビットコインのアドレスを確認します。
銀行送金で言うと、振込先銀行口座番号のことです。
https://www.binance.com/login.html にログインします。
> Funds >Balances をクリックします。
バイナンスで取り扱いのあるコイン銘柄がずらっと表示されますが、ビットコインを探して、赤枠の「Deposit」をクリックします。
このアドレス、これをコピーします。
手順2 アドレスを張り付けて送金!
https://bx.in.th/ にログインします。
> My Funds > (BTC (Bitcoin) の行の)Options > Withdraw をクリックします。
①に送金するビットコインの額を入力します。
②にバイナンスにてコピーしたアドレスを貼り付けます。
③二段階認証の数字を入力します。
[Withdraw]をクリックします。
すると登録メールアドレスに[Confirmation Link]という題名でBXより確認のメールが届きますので、メール内のリンクをクリックして送金完了!
30-60分ほどでバイナンスのアカウントに反映されます。
私が戸惑った理由
たったのこれだけのことですが、私が二日間にかけてずっと解らなかった原因は、Withdrawの意味を勘違いしていたことによります。私、恥ずかしながら、
Withdraw=引出し
のこととずっと思いこんでいました。
だって、どこの銀行のATMでも現金を引き出す時はWithdrawじゃないですか。辞書でも「〔預金を〕引き出す、引き落とす」。タイに限ったことではなく、海外でもそうなはず、少なくともヨーロッパはそうです。Depositは預入れで、Withdrawは引出し、そう思い込んで疑っていませんでした。
なので、上の手順1のバイナンス側でアドレスをコピーして、、という作業は誰もがネットで解説しているんですが、「後はこのアドレスまで送金するだけです」で終わってしまう。その肝心の送金手順が、特にBXのそれが見つからなかったんです。
そして、さらに私を混乱させたのがこちら。
2013年7月、Bitcoin Company Ltd. は、タイ国内における営業許可を求めてタイ銀行に対してビットコインの動作原理のプレゼンテーションを行ったが、その最後にて外貨取引当局のメンバから、適用できる既存法の欠如や、資金調整、およびビットコインが金融媒体として多様な面をもつことから、ビットコインを用いる活動はタイでは違法だとアドバイスされた。そのことは、ビットコインの売買、ビットコインによる物品やサービスの売買、タイ国外とのビットコインの出入金のすべてが違法であることを意味していた。[40] しかし、2014年2月15日、タイ銀行が書面で示したところによると、バーツと交換される限りにおいて、ビットコインの取引は適法とされる。したがって、ビットコインはタイ国内において外貨との交換に用いてはならない。タイ銀行は、ビットコインの規制のために法の適用範囲を広げる計画はないとしている。
各国におけるビットコインの法的な扱い – Wikipedia
情報は古いけれど、天下のWiki情報ですからね。これはつまり、BXの取引所というのは、タイ国内で取引を完結することを条件に認められているのであって、海外には送金できないということか、と思うわけです。
だから、BXにはDeposit(預入)とWithdraw(引出)しかないんじゃないか、とこう勘違いに変な根拠みたいのが加わっていたんですね。
出口が見えなかったので人に聞いたら一発で解決しました。「Withdraw」でできますよ、「えーっ!」てな感じで。
まとめ
送金はWithdrawで、できます。