- 個人
- 79 view
坂本乙女、おやべあて/慶応三(一八六七)年六月二十四日
今日も忙しいので薩摩屋敷へいく前、午前六時頃から、この手紙を書きました。今私は、京都三条河原町一丁下ル車道酢屋に宿泊中です。清二郎にお頼みになった書…
今日も忙しいので薩摩屋敷へいく前、午前六時頃から、この手紙を書きました。今私は、京都三条河原町一丁下ル車道酢屋に宿泊中です。清二郎にお頼みになった書…
その後は、きっとお気遣いの事でしょう。先頃から、度々紀州の奉行や船将などに交渉しましたが、何分女の言い抜けのようなことで、度々議論しているうちに、近頃は…
私はこの頃非常に忙しく 別紙のように福田氏より もうしあげたことをお聞き取りくださいませ。 ○近日に出航のとき○長久丸には土佐商会の 者…
この度の長崎行きは、ご存じの 事件についてで、 万一の知らせが届いた時は、 妻のお龍を土佐に送り返したいので、 土佐の坂本家より使いの者と…
この一品はきみえにやって下さい。 あの子はいまどこにおるやら、ただ気がかりです。今度せっかく下関に連れてこようと思ったのに、やれやれまたこれから長崎へ帰…
私が土佐藩に戻ったと聞いて、幕府の役人は大変驚き、もう気をもんでいるそうです。あちこちから浪人たちが訪ねて来るので、どうもおかしい。近日中、後藤象二郎殿…
さてもさても、お話のおかしさは腹を抱えて笑うほどでした。秋の日和の例えが、一番面白くておかしいと思いました。私はあの浮木の亀のことわざのように予想もしないこ…
珍しいことをお見せし、お耳に入れます。 龍 今日お手紙を出しました理由は、一昨日薩摩藩の村田新八が山口の方へ使者として参ったこと云々についてです。…
この手紙をお渡しする帯屋も助 は確かな人ですので、 皆様もお返事など何なり なさって下さい。私の おります所は、 下関東本陣 伊藤助…