粋華志義

おもてなしの心、について

おもてなし、ということについてこれから少しずつ触れていきたいと思います。これをね、初めて意識したのはいつだったか。覚えているのは20歳とか21歳のころだったか。いや、元はといえば、とゆうか遡ると高校の居酒屋バイト、養老乃瀧での頃だったか。

ほぼ初めてのバイトだった割には、もの凄く自分に合っていて、というか、楽しくて仕事をしている感じがしなかったのを今でも思い出します。それまで、仕事とは大変なものだと思ってただけに、お客さんにサービスするのが楽しくて、喜んでもらえて、お金(バイト代)もらえるって、仕事ってこんなんでいいの?みたいな。

若いし、笑顔で元気いいもんだから、お客さんには可愛がられまくり、そんなんで余計に楽しかったのだと思う。その時若いながらに思ったんです、サービス業が自分には天職だなって。あながちこれも間違っていないのだとも今でも思うが、

ともかくそんなきっかけがあって、どうせサービス業をやるんなら、最高のサービスを提供してるであろう、ホテルマンになろう!って漠然と思った。ホテルマンになって最高のサービスを会得しよう、と。元からホテルマンで終わるつもりもなかったが、かといってホテルマンの次は、その経験をいかしてどうしよう、までは考えてなかった、でも、ホテルマンになろう!とは明確に決めていた。

そんな流れで某ホテルのベルボーイになるわけなんですが、真剣に学んでいると、その内気づいてくるんですよね、

「ホテルのサービスって、なんか限界がある」

って。そう思いはするんだけど、なんか言葉でうまく言えない。

例えば、ホテルと旅館のサービスは、違う。(ここで言う「ホテル」とは、所謂高級ホテルのことです) ホテルの方が最高級のサービスをしているはずなのに、旅館の方がくつろげる?(←あくまでイメージですよ) それってなんかおかしくない?と。

たぶん、これは当時の同僚にも口にしなかったことだけど、実は当時からそんなんをボクなりに真剣に考えていたのでした。

そして今なら、当時の自分にアドバイスができると思う。それは、サービスとおもてなしの違いなんだよ、と。