粋華志義

【人間力第113回】人間力の最終奥義 続き

実は、日本人はお笑いのセンスにも長けていると考えられる。特に関西人の方はこの中でもさらに数段上をいっており、つまり群を抜いている。先に挙げた5つの特徴の次、6番目はそろそろこのお笑いになると筆者は密かに予想している。周知の通り日本だけである、こんなにバラエティ番組が多いのは。漫才なんてそれはもの凄い技。近い将来必ず注目を浴びると信じている。しかし、皮肉なことにお笑いのセンスに長けているこの日本人が、人生を楽しむことに長けていない。ラテン系の人を見てください、踊れない男は問題外だそうだ。イタリア人を見てください、女性に声をかけないと失礼だそうだ。タイ人を見てください、何でもマイペンライだ。

この章では、世界での日本という視点となったが、これは誇り高き民族、日本人としてのアイデンティティーを自分自身の中で再確認したかったからである。ボクは、自分が生まれ育った町が、実は大好きなのである。だからこそ、外に出ているのかも知れない。ボクは、自分の祖国が、実は大好きなのである。だからこそ、外に出てもっと身近に感じていたいのかも知れない。いずれにしても、自分のアイデンティティーをしっかりと持ち、その上で諸事、楽しむことにしています。

これからもこの旅は続きます。ボクはやっぱり、“おもしろくいくやり方”が気に入ったので、諸事、おもしろくやっていきます。ということで、長くに渡り続きました連載企画、人間力も次回のダイジェストで最後になります。こうして自分の考えを再度まとめて再確認するためにはじめたこの企画、これも自分なりの自己啓発となりました。