粋華志義

三吉慎蔵あて/慶応三(一八六七)年五月十七日

私はこの頃非常に忙しく
別紙のように福田氏より
もうしあげたことをお聞き取りくださいませ。
○近日に出航のとき

○長久丸には土佐商会の
者を一人付き従えさせ、下関在番所
でお引き合わせしたいと
思っております。謹んでもうしあげます。

 五月十七日         龍
慎蔵先生 足下

三吉慎三様
〆           直柔