粋華志義

【人間力第81回】話し上手より聞き上手

この話し上手と聞き上手、どちらも魅力的な言葉だが、本連載の意向とすれば基本的には聞き上手の体勢でいたい。理由は簡単だ。人は話している時よりも、人から話を聞いている時の方がより知識を吸収でき、発見も多くある。

これも自分の時間の使い方だ。

当たり前だが聞き上手だからと言って、ただ聞いているだけでは聞き上手ではない。相手の話の腰を折らない様に相槌を入れ、リアクションし、質問もする。また、自分が学べるような話しに持っていける様に話を先導していく。

こうして会話は話し手がコントロールしている様で、実は聞き手によってコントロールされている。そしてこの会話で発見、あるいは学べることが多いのは聞き手であろう。