粋華志義

【人間力第78回】「忙しい」と言わない

自分の発する言葉について前にも述べたが、時間と関係することなのでひとつ例を出されたい。「忙しい」と言葉にした瞬間、人は色々なことを否定してしまっている。

また、「時間がない」という言葉も同じ事だと言える。これは、自分にソレを処理する能力がない、と公言しているようなものだ。つまりこの自己否定が知らず知らずの内に他にもマイナスの影響を与えてしまっているのである。

これはその状況によって多々あるので一概には言えないが、簡単に言うと人が発する“波動”というものである。オーラといっても良いだろう。つまり、これが人間力と言っても良いのだが、この波動がマイナスに働いてしまうことが注目すべき点である。

これがやがてスパイラルとなることも先に述べた通りだ。特に注意すべき点はここでもこれを言葉にする人大体が、この言葉を言うことが習慣化されているだろうという点だ。