粋華志義

【人間力第68回】喜の応用法

怒と哀については攻略法として検討したが、喜については“応用法”として考えたい。先にもお話しした様に、この感情を前面に出せる人は素晴らしい。このタイプの人間は果たして、人気がある。これを極めると、他人の成功を自分の事の様に喜べることができる“喜びの達人”となり、人がよって来る。正に人間力のオーラが人を呼ぶ。

まず自分に対しての喜び、これに対しては素直に従えば良いだろう。ただそれを人に強要することや、驕り高ぶること、そうする事によって傷つけてしまう可能性のある人が周りにいないかどうか、TPOをわきまえることに注意が必要であるだけだ。

肝心なのは他人の出来事に対する喜びである。何度も言うが、他人の喜びを自分の様に喜べる人は達人だ。これは、簡単な様であってやはり簡単なことで、要は相手の立場に立ってその喜びを感じることで出来る。