粋華志義

【第33回】ダイヤモンドのスマートな選び方 その他要素の解説

その他要素をチェックする

鑑定書を見ていると、4C以外にも表記されている項目があります。

その辺りも触れてみましょう。

Clarity Characteristics

クラリティー特性が表記されています。

前述しましたようにクラリティーはブレミッシュ(外部特徴)とインクルージョン(内包物)の2つに大別されます。外と内、それぞれの特徴内容が記されます。

先に気をつけた方がいいインクルージョン・フェザーのことに触れましたが、フェザーがあるとすればここに表示されます。ここに「Feather」と記載されていたら少し注意、フェザーの内容を確認してみましょう。

Fluorescence

ダイヤモンドには蛍光性を持ったものもあります。

「蛍光性があると何なのですか?」と時々聞かれますが、特になんてことはありません。

ブラックライトの照明の下や紫外線の強い国などでは、蛍光性が強ければ強いほど青く発光して見える、といったものでその程度を考慮すれば日常の輝きに深刻な問題があるわけではありません。

ただ、蛍光性が強いもののなかには見た目がミルキーというか、あるいはオイリーといった少し曇って見えるものもあります。

これは好みの問題で、例えばサムシングブルーにちなんで婚約指輪にこれを求める人もいれば、無色透明にこだわりがあってこれを嫌がる人もいます。

ダイヤモンド業者でも、この蛍光性があるものばかりを扱ってそれをウリにしている人もいます。