粋華志義

【第21回】ダイヤモンドのスマートな選び方 店員さんの3つのタイプ

店員さんのお話になりましたので続けていきますと、店員さんは原則3種類のタイプに分かれます。

ひとつ目は

「ウソは言わないが、本当のことも言わないタイプ」。

これは前述した通りのタイプで、注意が必要な店員さんです。チェンジしましょう。

ふたつ目は

「やはりウソは言わないが、本当のことが言えないタイプ」。

これは単純にそこまでの専門知識がないタイプです。これもはっきり言いますが、高級なジュエリー店でもすべての店員さんに十分な専門知識が必ずしもあるわけではありません。

みっつ目は

「本当のことを言ってくれるタイプ」。

専門知識を豊富に持ち、お客さんの要望にあったダイヤモンドを提案してくれる店員さんです。売上のことよりかも、お客さんの要望にいかにして応えるかをまず考える、そんな信用できるタイプです。(売上は後からついてくると信じている人もいる)

なんだかこのような書き方をしているとこのみっつ目のタイプの人が少ないように思われるかも知れないですが、そんなことはありません。私の周りには(幸いにも)信用できるジュエラーが何人もおります。

ただどうしても、中には悪い人がいますから、そうした人が目立ってしまい、業界全体が怪しまれる。

それがやりきれないから、こうして筆をとったのかも知れません。

さて店員さんが何かを提案してきたら、あるいはおススメしてきたらその理由を聞いてみましょう。そうすれば判断がしやすそうです。

例えばそのおススメ理由が4Cを理由にしているのなら一人目か二人目の可能性があります。

何故ならば、
4Cに保証されてそのダイヤモンドがあるのではなく、ダイヤモンドがあって4Cがあるからです。4Cは、理由にはなりません。

一方、そのおススメの理由を前述したように(理に適った)納得できる裏づけを持って言っているのなら、それは信用できる人ではないでしょうか。