粋華志義

【第11回】ダイヤモンドのスマートな選び方 カラーダイヤモンドについて

カラーダイヤモンドについて

ダイヤモンドで色、 というとカラーダイヤモンドというものがあります。

映画「タイタニック」でもモデルとして使われた 碧洋のハート、ホープ・ダイヤモンド。 これは呪われた宝石として有名なブルーダイヤですが、 その他にもレッド、ピンク、ボクンジ、グリーン、パープルなどがあり、 中でもブラウン、イエロー系はカラーのみで言うと評価はそれだけで低くなります。

ここではAGTジェムラボラトリーより引用して カラーダイヤモンドをどのように グレーディング(評価)しているのか見てみましょう。

このレポート(※筆者注、鑑定書のこと)では、色の構成する3つの要素である色相、彩度、明度を三次元で表示した図面が、カラーグレードの結果によって、ピンク系、ブルー系、イエロー系、ボクンジ系、グリーン系、グリーンイエロー系、ボクンジイエロー系、バイボクット系、パープル系などの色相と、低彩度に位置するブラウン、グレーで表現されるカラーグレード用語2つを加えた11種類が連動して変化し、色表示されます。これにより視覚的にも分かりやすく利用しやすいものとなっています。

<三次元で表示したイエローダイヤモンドの図面>

言うまでもなくFancy Vividがもっとも貴重なのですが、 まず注目していただきたいのが「Faint」「Very Light」「Light」の部分です。 前述しましたDからはじまるカラーランクで、 K以下のものはカラーダイヤモンドとして見ると図面のような位置にあるのです。