粋華志義

【人間力第36回】失敗への対処方法の違い

 それでは早速 前回の続き、失敗への対処方法の違いを分析して参りましょう。

①失敗を恐れて何も行動しない人

このタイプの人は失敗が恐くて仕様がない。同時に世間体というものにひどく敏感で、人の目を気にして生きている人が多い。“出る杭は打たれる”と過度に心配していて、常に常識論を持つ。「他人がそうしているから」自分もそうする、といった具合に多数派に依存し、自分の意見というものを持っていない。以前の失敗がトラウマになっている場合も多い。これらの事を自分で意識している人も勿論いるが、自分が気付かない内にこのタイプに属している人も大勢いる。たしかに、確実に失敗しない方法は、何もしない事だ。

②一度小さな失敗をして、そこで止めてしまう人

物事の入り口でしかない、ほんの小さなこの失敗を、その物事を一貫する失敗だと解釈してしまい、やって出来なかったのだからもう自分には出来ない、とそこで止めてしまう。このタイプの人はよくこんな風に言う。
「あれは、やってみたけどうまくいかなかったよ」
これは、赤ちゃんがこう言っているのと同じだ。
「立って歩こうとしたけど、アレはうまくいかなかったよ」

to be continued…