「来月からバンコク行って」
そう、日本企業による転勤とは何の前触れもなく、得てして突然にやってくるもの。「ムエタイ?」そのくらいの知識しかない人もいるでしょう、また何度かタイに旅行として来た人などは楽しい、あのサバーイサバーイなタイがすぐに想像してワクワク感が出ることも想像に難しくないですが、ご存知の通りタイも他国に漏れず、観光に遊びに来るのと仕事で来るのでは全く違います。そこで、そんなあなたが1年間ですべき50のコトを下記に挙げていきたいと思います。
バンコクに転勤が決まったあなたが1年間ですべき50のコト
その1 郷に従う素直な気持ちを持つ
郷に入るのだから、当たり前の事です。言わずとも、タイではルールが違ってくるので謙虚で素直な姿勢で臨みましょう。
その2 タイの要素すべてを、まずは尊重する
1と同じようで同じでない。1の後にこうなる人もいれば、逆もまた然り。根本的な部分となるので意識してでもここは絶対条件です。
その3 基本のタイ語くらいは覚える
こんにちは、ありがとう、の挨拶やおいしい!うれしい!の表現は嫌でも覚えますのでその次のレベルですね。例えばゲストやお客さんが来た時に差し支えがなく一通りのアテンドができるように。
その4 王宮と三大寺院には行っておく
基本です。タイは仏教の王国。王宮と三大寺院、すなわちワット・ポー、ワット・プラケーオ、ワット・アルンくらいは行っておきましょう。
その5 季節のイベントには参加する
タイにも1年を通じていくつか季節のイベントがあります。日本で言う正月、花見、花火大会とかクリスマスみたいな感じでしょうか。
その6 大まかなタイの歴史は覚える
今のタイという国はどういった歴史の上で成り立っているのか、大まかでいいので知っていることに越したことはありません。といいますか、知った方がより楽しめます。
その7 お気に入りのマッサージ屋を見つける
タイ・マッサージって結構有名なんですよね。「あぁ、あのアクロバットみたいなやつ?」ってみんな言います。これも、ゲストが来たようにいい所を案内できますように。
その8 カオサンに行く
今は大分近代化されてしまいましたが、それでもかつては「バックパッカーの聖地」と言われたカオサン。アウトローが集まる通りでもありますが、これもバンコクの個性的なひとつの顔、定期的に行って感覚は掴んでおきましょう。
その9 タイ料理は一通り食べとく
タイ料理は嫌いだと言っても、一通りはいっときましょう。例えば、屋台で売ってる虫。1回食べるのと1回でも食べないのでは雲泥の差があります。一通りは、いっときましょう。
その10 ウィーケンドマーケットに行く
こちらも定番。現在、チャトチャックは金曜から開催しています。全体的に大分相場が上がってきてますが、1度は行きましょう。
その11 お気に入りのマイスポットを見つける
自分だけの時間も大事です。都会の喧騒を離れて仕事もわずわらしい人間関係も忘れて、安らげる場所を見つけましょう。バンコクでは意外と簡単に見つかると思います。
その12 Meetupに参加する
とにかく出逢いましょう、それも世界各国の人と。人の世の幸、不幸は人と人とが出逢うことから始まるそうですから、Meetupでも良き出逢いを。
何をするかが自分をつくる
その13 各種展示会に行く
バンコクでもさまざまなイベントが催されています。モーターショーやギフトフェアなど、タイ人の斬新でオシャレな感性、デザイン力にはきっと驚くことでしょう。
その14 RCAに行く
どこの世界でも若者が未来を創りだします。そんな若者が集まるクラブ通りみたいなのが、RCAです。一度は行ってタイの若者を見ることも大事です。
その15 ラン島に行く
ラン島は、いいです。バンコクから日帰りで行ける、パタヤ沖に浮かぶ島です。こちらも、ゲストがタイに来て「トロピカル!」と口にしたらご案内しなければならない場所なので、定期的に行ってスムーズにアテンドできるように抑えておくと便利です。相当、使えます。
その16 NPRの活動に参加してみる
日本から離れた時こそ、冷静になって日本を考えられるというものです。世界の中の日本、世界の中の日本人を肌で感じてください。NPRは日本の内閣府認定のNPO法人(本社東京都)です。
その17 タイ人のいいところを10個即答できるようにする
これは簡単なようで簡単ではないことです。タイ人と同じ釜で飯を食って地べたに一緒に座って肩ならべて飲むくらいの気概がないと、1年では10個即答できないかも知れません。まず、いいところを見つける。
その18 貯金をする
タイに転勤、となれば多くの場合は日本の給料のはずです。それを物価の安いタイだからといって、身に合わない金持ち勘違いしていると、日本に帰った時にしっぺ返しを喰らうでしょう。この機会に貯金、もしくは投資をしておくといいでしょう。
その19 アユタヤに行く
アユタヤはバンコクの前に王朝があったところです。タイ人の中で一番有名な日本人、山田長政が活躍した場所です。
その20 ムエタイを無料で観る
ウィーケンドマーケットのチャトチャックの近く(BTS最寄駅はモーチット)に、タイ民放チャンネル7が無料でムエタイを公開しているスタジオがあります。毎週日曜の午後と限定的ですけど。
その21 チェンマイに行って首長族と会う
タイ第二の都市はタイ北部のチェンマイです。そしてチェンマイは山のふもとの街なので、そこからトゥクトゥクで走れば1時間もしないうちに首長族の住む村に到着できます。これも、タイならではの体験であります。
その22 タニヤへ行く
タイの新宿?、と呼ばれる日本人街、といいますか、通り。ここに夜な夜な集まってくるどうしようもない日本人を観るのもまた一興というものでしょう。
その23 パッポンにも行く
バンコク一の歓楽街、と言われていた?、といいますか、通り。夕方5時を過ぎると屋台の設置が一せいに始まり、コピーものだとか、タイらしいTシャツだとかが並びます。ゴーゴーバーも数箇所ありますが、そこには寄らずにお土産を買うスポットとして、引き出しの一つにでも入れておきましょう。
その24 ニューハーフショーを観る
タイといえばレディボーイ、オカマ。要はニューハーフなんですが、そんな彼女(彼ら?)達が最高に華やかに飾るのがニューハーフショー。かなりの迫力、エンターテインメントです。
その25 ゴーゴーバーに行く
タイに来たんなら、ね。女性でも1回くらいは行かれることをおススメします。ナナとカウボーイは定番ですが、どちらかというとナナなら女性客を連れていってあの中央のバーで飲んでるだけでも東南アジアのカオスを堪能できます。
その26 ゴーゴーボーイにも行く
一番のスポットはスリウォン通りのタニヤとパッポンの間にあります。あそこを歩くだけでもタイを感じられるはず。
その27 各種レストランは抑えておく
タイ料理は勿論、ふかひれ食べるならあそこ、シーフードならあそこ、イタリアンなら、フレンチなら、スパニッシュなら・・・と各レパートリーの名店を抑えておくとゲストが来た時に案内できます。
その28 山岳民族の暮らしを体験する
タイには、タイ人なのにタイ語を話せない人達もいます。それが、山岳民族。MALEE’S HOMEでは、そんな山岳民族、その中でも電気も通ってないアカ族の村でホームステイすることは貴重な体験となることでしょう。
MALEE’S HOME – to live in Thailand
その29 タイ人と旅行に行く
せっかくタイに来たのだから、タイ人の案内での旅行に行きましょう。タイ人にアテンドしてもらう旅行。それこそタイ・ワールドではないですか。
その30 会社の使命は半年で目処をつける
そもそもの目的、というか使命。1年プランのうちの半年過ぎた時点である程度の目処はつけておきましょう。半年は、あっという間です。
その31 お気に入りのタイの音楽を1曲見つける
これを1曲見つけておけば、10年後20年後にまたタイに訪れた時に感慨深くなれます。思わず方向転換してタイに住み着いたとしても同じこと、タイ一年目を思い出して、後で感慨深くなれます。
その32 射撃場で撃つ
1000バーツしないで撃てるんですから、撃てるうちに撃っておきましょう。
その33 シロッコに行く
出た、世界最強のスカイバーです。最近は混んでてひどいので、24時過ぎを狙っていきましょう。
その34 スカイバー巡りをする
これも地震がなく、建築法もマイペンライなバンコクならでは。STATE TOWER以外にも色んなスカイバーがあります、これを巡るのも、後で役に立つかもしれません。
その35 象に乗ってみる
タイなんで。
その36 ホアヒンの高級ホテルに泊まる
ホアヒンは王室の避暑地であったりするだけに、とても静かなビーチです。そこに連立するホテルが、最高なのです。
その37 ディナークルーズで酔う
バンコクを縦横無尽に駆け巡るチャオプラヤー。この歴史ある川を行き来するディナークルーズもまた粋なわけです。定番はシェラトンかアナンタラホテルから出ています。
その38 屋台で食べ、地ベタで飲む
「お腹を壊すから・・・」とか「ウイスキー飲めないから・・・」とか言ってる場合じゃありません。たまにはタイ人の彼らと地べたに座って屋台のガイヤーンをつまみにウイスキーを飲んで彼らと同化することがどんなに大事なことか。
その39 パンガン島~タオ島、クラビ~プーケットに行く
フルムーンパーティーで有名なパンガン島、めっちゃ海がきれいなタオ島。定番のクラビ~ピピ島~プーケット。行かない理由なんて、ありません。
その40 近隣諸国は行けるだけ行く
東南アジアは今注目されていますが、それらがタイの周りに並んでいます。安く行こうと思えば千円以下でも行けたり、飛行機なら2時間かからないで行けますので、行けるだけいって自分に投資しときましょう。
その41 交渉力を磨く
トゥクトゥクでも、パッポンでも交渉力がものを言いますが、少し図太くなることです。日本人は、基本細いですから。
その42 信じて、裏切られる
後で人を信じられなくなる前に、小さいことでなるべく裏切られてタイのルールを知ることです。その為にも、小さいことからまず信じていきましょう。
その43 世界の流れを感じる
タイがバカにならないのは、今の時代、結構なキーポイントにあります。それは、東南アジアのど真ん中、という意味で。これから、ASEANの中でビザが撤廃される方向に向かいます。これがどういう意味か、わかりますか?
その44 行きつけのお店を見つける
10年後20年後に行っても相変わらず声をかけてくれる、そんなお店が海外にあったら、嬉しいじゃないですか。
その45 イサーンに行く
本場のイサーン料理を堪能する。これぞザ・タイランド。
その46 龍馬村塾に参加する
毎月15日にタイ龍馬会主催の龍馬村塾という勉強会があります。タイ龍馬会はタイに志を持ってやって来る人達の受け皿たらんとする団体なので、きっと良い刺激となる登竜門となることでしょう。
その47 ジェトロに行く
ジェトロさんがどれほど我々の心強い味方なのか、たぶん1年では解らないと思いますが、時間を作ってどういった活動をされているか、見学に行くのもいいと思います。たまに無料セミナーもやられています。
その48 エバーノートに書き込む
タイで学んだこと、経験、忘れたくないじゃないですか。「タイ」のタグかノートを作るべきです。
その49 生涯の友人を1人、見つける
しかも、外国人です。せっかくだから、ここはタイ人で!と言いたいところですが、何人でも構いません。一生涯を通じて友達でいこうぜって心から言える外国人と出逢えたのなら、これほど最高な財産はありません。
その50 タイ人のユニーク力を学ぶ
何度も紹介していますが、タイ人の人たちはとんでもなくユニークです。驚嘆するほどなそのユニークさ加減は我々日本人はおおいに学ぶところだと思います。日本人も素晴らしい人種ですが、タイ人も違う分野で素晴らしい部分を持っています。タイに住むのなら、何が何でも、タイ人です。
まとめ
なんだかんだ言っても、要はタイを「楽しむ」ことです。以上の50くらいを1年間で抑えておかないと「仕事に追われて結局タイのこと何も知らない」と1年後になるかも知れません。ということで、上記を指針のひとつとしていただければ、これ幸いです。
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「すべきではないコト」は「すべきコト」と同じくらい大事なことです。