粋華志義

【人間力第16回】考え方の違い

 幸せと、不幸せという言葉があります。
その定義は人それぞれにあるとして、世の人が幸せになりたいと思っていることは間違いないと言えましょう。

「今、幸せですか?」

仮にこの質問にノーと言う人がいたのなら、たった今から幸せになれる方法があるのです。変な宗教か?と思われるかも知れませんが本人は大真面目。はたまた、題名よりもお察しの通り、そうです、「幸せ」だと思えればいいのであります。つまり、考え方のスイッチを変えればいいこと。

何故、その人が先ほどまで不幸せだったかというと、その人の考えが、
「自分は幸せじゃない」
と考えたからであります。その理由や環境がどうこうあるのは少し置いといて、とにかくある人の思考が意識する、しないは別として幸せじゃないと判断を下したからなのであります(仮に先の質問にノーと答えた場合)。

もう一度言います。理由はここでは少し置いておきましょう。人の幸、不幸が決まる時、誰に決められるものではなく、その環境が決めるものでもなく、実は自分の心によって決められているものなのですね。

 同じ状況でも、考え方で正反対に変わるのが、コレだ。全く同じ環境、状態に置かれた2人の人間がこのスイッチ次第で全く異なる環境、状態を生み出すのであります。どちらが善い、悪い、ではなく。この2つの考え方、どちらが正しいって、実はどちらも正しいのであります。その人が言っていることがどうであれ、それが、その人にとっての現実だからです。