粋華志義

【人間力第4回】人間力とは

さて、この連載で何度も出てくる“人間力”とは私が勝手に使っている造語であります。というか、最近どこかの本でこの言葉を見かけたことがありますが、それとは別モノです。私が考えるのはつまるところ、

「自己啓発して培われたその人の総合能力」

ということになるのであります。これを具体的にすると、ざっと(主に)次のような能力が挙げられます。

おそらくはこの他にもあるかと思いますがどれかに当てはまるか、とにかく今のところ思いつくのはこの辺りとなります。それでは、順にフタを開けて参りましょう。

コミュニケーション能力

 周知の通り、人と接する時に欠かせない力であります。解りやすい例では、セールスで契約をどんどん取って来る人はこの能力が高い。口から発する声の大きさ、スピード、間やタイミング、ボキャブラリーの多さ、雑談の入れ具合、押し引きの強弱、聞き上手加減、これらに加え言葉には表情を乗せ、体は必要に応じてアクションする。これらは彼らが意識する、しないは別として絶妙な能力として、確かに活かされています。仕事ではないにしても全く同じ話題を、この能力を多大に持つ人と乏しい人が話した結果、受ける印象は全く異なるものとなることでしょう。これは7つの中でも総合しており、経験も多いに関係してくることと考えられます。

・・・続きます。