おもしろき こともなき世を おもしろく

  1. 粋華志義
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世界維新回天の道のりは、

幾通りもあることでしょう。

例えば環境問題などはその最たるものです。近頃はSDGsなどもあってやっと国連が動いたか、とも言えますがはっきり言って全然追いつかない。とは、なんの根拠もないことだけれども、なんかそんな気がします。今の世界人口の爆増を見るに本当にヤバいところまで来ているのではあるまいか。しかしながら、←これは根拠があって、大丈夫らしい。なんでも国の成長期には人口増加が見られるらしく、120億人くらいがピークであるらしい。ともかく自分はその専門分野ではないので、その筋の人に任せるしかしゃあないことでは、ある。

他には貧困の問題がある。ボクは日本を出て17年、これまでタイの他にも中東やヨーロッパにも少なからず棲家とし、いくばかりか異なる文化の中で実際に見聞し、時には暮らしてきました。アフリカのコンゴではエイズ感染で隔離された村へ視察に行ったり、イスラエルに住んでいた時はミサイル飛んできてシェルターに逃げ込んだ時もありました。アントワープでは一日マクドナルドのハンバーガー1個 or 水のカップ麺で食い凌ぎ、東京・御徒町では1.8畳の部屋にて住込みで起業した事もあります。タイではタクシーに軟禁されカッターの刃でもって首を抑えられたり、乳首切られそうになって夜逃げしたこともあり、でもって今の愛する妻は電気も通ってない山岳少数民族・アカ族の村長の娘であります。つまり、多少なりとも異なる文化の中で体験をしてきたのだと思う。


その上で、自分には想うところが、ある。

貧困の問題だからこその、おもてなしなんだ、と。これは先日の水の話にも似た考えでもある。似ているポイントとしては、自分的には何か問題にぶち当たった時にその本質を見抜き、それを根本から解決しようと考える思考が働く。カンボジアの学校がいい例ではないか。悲しい歴史でもってカンボジアでは一時教育環境が廃れてしまい、カンボジアに学校を作ろう!とゆうことで日本人でも幾人もの志ある人がお金を集めて学校を相当数作ったとゆう。ここまでは良かったが、その後は学校の運営がウマク行かず廃校になってしまったところが後を絶たないらしい。とゆうのは聞いた話ではあるが、話の筋は理解できる。要は、子どもには釣った魚を上げずに、その釣り方を教える事が大事とゆうもので、お金を上げて一時的な支援を行っていても、それは必ずしも根本の解決にはなっていないのかも知れない、とゆう考え。

ある人に言われた事があります。

「世界の為には、おもてなしよりも貧困をまず解決する事だ」

と。そこで初めて貧困がおもてなしと対比される事に気づいたのだが、その国際人は言う。貧困の問題を無くせば犯罪や紛争もなくなってゆく、とゆうものだ。これは確かに一理あるかも知れない。日本にいると、貧困と聞いてもあまりピンと来ないかもしれないが、世界の貧困はリアルなものである。今日どうやって生きてゆくか、明日どうやって子どもを食べさせていくか、その瀬戸際に立っているような環境、生きるか死ぬかの瀬戸際において、秩序もモラルもへったくれもないのである。こんな事を言うと

「だったらそんな環境で子どもなんかつくるな!」なんて日本人からは聞こえてきそうなもんだが、それが島国で豊かさ故の無知、平和ボケの正体なのであります。中には望んで授かったわけでもない人や、人身売買、戦争難民、その他さまざまな問題の成れの果てに生まれた貧困問題はもっともっと根深いものなのであります。

とは言え、自分はそうは思わない。つまり、貧困問題を解決するよりも自分はおもてなし、と考えるのだ。いや、これでは誤解が生じるのでこれを補足すると、貧困問題に取り組んでいくことはとても大事だ。そして、すでにこれに取り組んでいる国際団体がいることも周知の通りだ。しかしながら、貧困問題もその本質を捉え根本を見直していかないと、また別のところで新たな貧困が出てくるもの。その根本を解決してゆくのがおもてなし、だと確信するからだ。


もう少し具体的に言うと、それはズバリ、日本人の持つ〔侘び寂び〕の精神にある。ここで侘び寂びについてもう一度おさらいしてみよう。

侘(わび、侘びとも)とは、辞典の定義によれば、「貧粗・不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識」

寂(さび、寂び、然びとも)は、「閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ」

言うまでもなく、この侘び寂びの精神とは日本固有のものであります。日本人の持つ規律、とゆう根本はここから来ているものだと思う。その証拠に、1549年に来日したフランシスコ・ザビエルがこのように感嘆している。

 日本人は、われらがいままでに交わった人々のなかで一番優秀な国民である。異教徒の間でも、彼らを凌駕するものはほかにないと思う。彼らはきわめて人付き合いがよく、総じて善良な素質をそなえており、悪意のない人たちである。彼らはおどろくばかりに名誉心に富んでおり、何よりも名誉を重んずる。日本人はたいてい貧乏であるが、さりとて、武士たると平民たるとを問わず、なんぴとも貧乏を恥辱だと思っていない。非常に貧しいが、平民から、まことの富裕者同然の尊敬をうけていることである。武士はお金に目がくらんで富裕な平民の娘と結婚することは断じてない。日本人は、人との交わりにおいては、きわめて礼儀正しい。

どうでしょう。これを見ると必ずしも「貧しい」から秩序が乱れ、犯罪が多くなるものではない事が解るとゆうものです。つまり、貧困が原因ではなく、侘び寂びの精神があるのと無い事の違い、とゆう切り口だ。

おもてなしの下にはマナーやエチケットがありますから、侘び寂びの精神はこの辺りの概念に通ずるものがあるとゆうものです。

環境問題も大事、貧困問題も大事、他にも難民問題や紛争などあり今日の世界情勢は混沌としています。それらに取り組んでいる専門の国際NGO(実際にデンマークの自分の親友がNGOで世界の貧困に取組んでいる!)等、素晴らしい団体が日々活躍されています。そうした問題はそれぞれの専門団体にまかせておくとして、我々の使命はおもてなしの精神を広めてゆく事、ひと言でおもてなしと言いますがその中には、エチケット、マナー、それから上の侘び寂び、サービス、ホスピタリティの概念を取り入れており、ひいては思いやる心を育み、調和の精神を広めてゆく事となります。そしてこの「調和の精神」が、環境、貧困、難民、紛争などの世界情勢を根本から改善する要素となる事を確信している次第です。

世界維新回天の道のりは幾通りもある。よし、自分はおもてなしで、ゆこう!

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