おもしろき こともなき世を おもしろく

  1. 粋華志義
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ねずみ講について

生きていれば、この言葉が自分に具体的にふりかかって来ることも、一度くらいはあろうものだ。
先日、仕事だと思って出逢った人がなんとかスキンの人で、実はネットワークビジネスのお誘いだということが、名刺交換をしてはじめて知った。いや、もしかしたら薄々感ずいていたのかも知れない。

今回でこのネットワークビジネスの話を聞くのは3回目だ。ボクはですね、話を聞くだけで物事をなるべく判断したくないタイプ。だって、情報と現実が違うケースなんていくらでもありますから~!残念。

ですので、ネットワークビジネスも頭からは否定したくはないんですね。「ネットワークビジネス」と聞くだけで、日本ではそれが悪のような語感を覚えるものです。「第二次世界大戦」ではなく「大東亜戦争」と言うだけで右翼のような語感を覚えるのと一緒。ボクは、大東亜戦争と呼びたい。

「ネットワークビジネスは詐欺だ!」という世間一般の単なる見識程度に惑わされたくない。この情報時代には特に、自分の曇りなき眼で見定める意識がね、必要だと思うんです。だって、今や当たり前のフランチャイズだってはじめは悪とされていたもんですから~、残念。

新しいことをやる人にはね、世間は冷たいものですな。坂本龍馬の偉大なる点はここにもある。「世の人は 吾をなんとも云わば云え 吾がなすこと 吾のみぞ知る」、崇拝。

話はズレましたがね、結果から言うと、私はねずみ講は勿論、ネットワークビジネスもやらないですよ。なんでって、ある人と約束しましたからね。それはさておき、

そもそも、ねずみ講ってなんだ?ネットワークビジネスとの違いは?こんな時の味方、Wiki。なるほど~、って感じやね。

人口が有限である以上、無制限に成長する事が絶対的に有り得ないため、日本では無限連鎖講の防止に関する法律で禁止されている。

なるほど、なるほど。ねずみ講でも広義と狭義があって、本来は上記の、つまり犯罪であるケースを言うんやね。ネットワークビジネス、というのはそれ以外、つまり法律を守る限りは違法ではないもの?ん~違いが今ひとつ解らんが、上記の理屈からいうと、ねずみ講というのは筋が通ってませんな。

であれば、ボクはですね、ネットワークビジネス自体は、やはり否定できない。そもそもやってもいないのに、否定もできない。でも3回も説明を見ていると、ある程度どんなもんか解ってくるもんでさぁ。

今回の人はね、神戸の人でね、その人が自分と合わない人だというのが、瞬時でわかる人でね。どうにも参った参った、困ったことないけど、すぐに逃げちゃった!なんでもっとうまくやらないんだろう、と思うよね。

ネットワークビジネスの説明を3回行った共通点、それは「それを話す人の目が死んでること」。まぁ、わかりやすく言うと、その人と一緒にいたくない、と思わせることですかな。

なんでもそうかも知れない。例えば、「お金」自体は悪いものではない。それを使う人間によって、善にも悪にもなる。包丁だってそうじゃないですか、普段の生活には欠かせない一品ですが、それを使う人間によって、凶器にもなる。

だから、ネットワークビジネス自体は確固たるひとつのシステムだと思う。ただ、これに群がる人間に宜しくないのが多いのではないかと思う。いや、そんなことは言えないかも知れない。だって私、3回しか現場を見てないもんね。これが100回も見ればある程度の統計が見出せるかも知れんが、私はまだ3回、でもね、少なくともこの3回は3回とも、自分にとって「一緒に事をやりたくない」人間が、そこにはいたものでした。

1回目と2回目は、商品の説明もきちんと聞きましたよ。2回目、、、あれはもう8年前かな、9年前かな?上京してすぐの話です。仕事先で知り合った人がね、話を持ちかけてきたんですよ。その時からね、約束があったもんだからやるつもりは毛頭なかったんですがね、侵入レポートというか、正体をあばいてやろうてな感じで、行ってみたわけなんですよ。

待ち合わせはたしか19時頃だったか、残業でね、結局21時頃になっちゃったんでスよ。お互いバイクで都内某所で待ち合わせ。当日は忙しくてね、昼飯も食べていなくて、腹ペコだったんです。それでもかまわず「時間は取らせないから」と私をバイクで誘導していく。

途中で一旦バイクをとめて、その人電話し始めてね、「先輩も来ることになった」と言うんですよ。1回目は省略しますがね、このパターン1回目とおんなじ。途中から第三者が合流する。おそらく、新人には「発掘」だけをさせ、肝心な説明は手堅い中堅クラスの、例えば「ダイヤモンド」クラスの人がする仕組みなんでしょう。ダイヤモンドをこんなことに使うな。

なんかその先輩なる人のマンションに連れられてですね、なんか商品の説明を受けました。細かいことは憶えてないですがね、これだけは憶えてます。

その商品はね、「なんでも落せる洗剤!」みたいな感じのもので、それがホントに素晴らしかった。実際に汚れ物とか、わざと絨毯になんかこぼしたり、いくつかをほんとにきれいに汚れをおとせるそれは見事な洗剤でした。モノを問わないんですよ、食器でも、絨毯系でも、風呂場でもなんでも。とにかく、それは見事でしたよ。価格聞いても高くない。そりゃそうだ、広告費をかけないで口コミで広めるのがネットワークビジネスの醍醐味。

私なんか素直にね、「お~!」とか「すごい!」とか解りやすいリアクションをするもんだから、相手の2人も気持ち良かったんでしょう、もうノリノリになってきましてね。

これも1回目とおんなじパターンなんですが、夢の話をするんですよね。夢はありますか?その夢、素晴らしいですね!→その夢、実現したいですよね?→実現するためには、お金は、あった方がいいですよね?みたいな話。やっぱり私は素直にね、「はい!」「はい!」なんて答えましたよ。元気にね。だって、その通りなんだもの。

商品の説明だけではなく、そういった夢の話まで解りやすいリアクションで私が答えるもんですから、もう相手の2人もノリノリでモリモリになってきましてね、一気にクロージングにきましたよ。

相手:「一緒にやりましょう!」
私 :「いえ、結構です」

もう、ズコー!って感じでしたね。もう、コント。気持ち良かったー、この時の快感は今でも覚えています。相手からすれば、そりゃそうですよね。今まであれだけ意気投合して盛り上がってきたじゃん、「何で?」って思うはずですよ。当然、聞かれましたがね、「やりたくないからです」の一点ばりでね。

「なんでやりたくないんですか?」→いやいやいや、あなたは好きなものに理由があるんですか?ラーメンが好きなのに、理由なんて、ない。そりゃね、美味しいからなんですが、「なんで美味しいんですか?」なんて聞かれても、うるさい、美味しいもんは、美味しいんだ。だから、やりたくないから、やりたくないんだ。・・・とまでは言わんでしたがね、もう「やりたくないからです」の一点ばりでね。

もう時間は23時半くらいになってましたよ、たしか。自分の都合ばかり考えて、ボクチンの腹ペコ具合も思いやれない人となんか、一緒に事をしたくないよ~だ、残念!なんて心では思いながら帰りました。こんな感じで3回ともそろいに揃って、人間がよろしくない、というのが今んとこのレポートです。

そう。高校の頃ガソリンスタンドでバイトをしていた時のこと。朋友Nが、先輩からねずみ講の入会を誘われ、2人の議論した結果が、こうであります。

「もしやったとなれば、今後出逢う人全てが出逢う度に、「お金」に見えてしまうだろうよ。そうゆう人間にはなりたくないから、ボク等は、やらないでおこう」

こんな約束を、久しぶりに思い出した今日この頃であります。。。

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