おもしろき こともなき世を おもしろく

  1. 粋華志義
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まことに遺憾 ~日本が黄金の国ジパングでなくなった理由~

本日も御勤め御苦労様で御座居ます。卒爾ながら、まことに遺憾であります。

幕末の通貨問題 – Wikipedia

ズバリその内容はこちらであります。要は、日本から金が大量に流出したことですが、上は長いので概略を言いますと・・・ 時は幕末、当時日本は紙幣ではなく周知の通り金、銀が用いられていた。金の小判一枚(一両)は、一分銀4枚で交換できる(一両=四分)。この“一分銀”というのがくせ者で、要は貴金属という価値的に言うと一分の価値もない名目貨幣であることだった。これは江戸後期、幕府財政難の対応策だったという。

そんな中、

アメリカという名のジャイアンが黒船を率いてやってきた・・・

いやいや、「YOU KNOW?」とか言われても知らんし。…とは役人には言えなかった。つまり、メキシコ銀貨を持ってきて、「これと同じ重さ分の日本の銀(一分銀)ととっかえろ!YOU KNOW?」と言ってきた。役人には末尾の英語が解らなかったが、とにかく一分銀は名目貨幣だから嫌だと主張するも、ジャイアンは欲しいものは何でも手にいれるのがやり方のようで聞かなかった。YOU KNOW?の一点ばりだった。

そこで、ジャイアンは3千円分の価値ある一分銀をわずか千円分の価値しかないメキシコ銀貨で両替させ、手に入れた一分銀を金で作られた小判と交換し、それを海外に持ち帰った。その小判は海外では貴金属の“金(きん)”として売られ、当然、その価値である3千円をジャイアンは手にする。ジャイアンにとって、これほど簡単なことはない。1億日本に持っていけば、自国に帰った時には3億になるんだから。

“ジャイアン”は、ジャイアンだけにとどまらず、このシステムに開国・貿易を約束された列強が群がってきた。この間、幕府も抵抗はしてみた。安政二朱銀という、国際相場に合わせた平等なるフェアな貨幣を発行した。しかし、目の前の欲に飢えたハイエナ達は「Fuchkin’ 条約違反だ!」などと言って聞かなかった。YOU KNOW?の一点ばりだった。

こうして大量の「金(きん)」が、日本より海外へ流出された。一年に5~6回はこの“ボッタくり両替”の為に往復できたという。かのハリスもその日記に随分儲けたと記録している。徳川埋蔵金と呼ばれる存在は、この時に海外に流れていったのではないか、と思う。というのも、この金の大流出、どの記事を見ても「大量の金が海外に流出した」と記載があるが、数字を書いているところはどこにもない。

さて。

歴史はくり返すというが、どうなのであろう。今回の様な、辱しめを受けるようなことがあってはならない。歴史に「もし――」はないと言うが、我々は歴史から学ぶことができる。しかし、私は見つけてしまった。とある記事を。実態はまだ解らないが、その記事の内容が事実なら、歴史はくり返すかもしれない。。。

なんとかしなきゃ!

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