おもしろき こともなき世を おもしろく

  1. 粋華志義
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どこかの本に「タイ人を嫌いになるには、一緒に仕事をするのが一番早い」みたいなことが書いてあった件

結論から言うと、これはたしかにその通りだと思う。

これは、どこの国でもそうなのだろうが、タイも他の国に漏れず、観光に来ただけでは解らない部分があります。また、仕事で何十年もタイに通っている、という人でも理解できない部分。じゃあ住んでみれば解るのか、というと、そうでもない。「タイに住んで、且つタイ人と一緒に仕事をする」と、見えてくる部分がある、というものなんですね。

もう一度言いますと、たぶん、これはどこの国でも同じですよ、きっと。ただ、ただね、タイがどこの国にもあてはまらなく、日本人がよく勘違いするのは、それはここタイが「微笑みの国」だから。

微笑みの国、という由来は別として、ともかく日本的に解釈している「微笑み」という意味合いを、たしかに彼らは充分すぎるほど、持っています。これに、人のいい日本人はだまされる。だまされる、というか、

「(物事が)うまくいくんじゃないか」
「(思ったより)簡単にいけそうだ」
「(これなら)大丈夫そうだ」

と、勘違いをしちゃうんですよね。それは、タイの人達は私達日本人を微笑みで迎えてくれるから。できないことも「できる!」と笑顔で自信たっぷりと言ってくれるから。その理由も、何の根拠もないものを聞こえ良く並べ立ててくれる。これにユーモアを混ぜて来るもんだから、その場では笑いが起こり、日本人はついついタイ人の魅力に引き込まれ、信用してしまう。

この効果にレバレッジを効かせているのが、タイは「世界トップレベルの親日国」である事実です。私が思うに、世界でもタイと台湾は、親日国トップ2だと思っています。そのタイ人が、微笑みの国の民なもんだから、このような現象が起こっているのだと思います。

でもね。

こんな言い方をすると、まるで「タイ人が悪いみたい」じゃないですか。この言い方は、あくまで日本人の主観でのことです、題名も含めて。つまり、「タイ人を嫌いになるには、一緒に仕事をするのが一番早い」なんていうのは、日本人から見た話。もっと言えば、いかにも日本人が考えそうな自分勝手なもの言いじゃないかと思うんです。

何が言いたいたっていうと、日本人って世界中から見てかなり異色な人達だと思うんです。それは、いい意味でも悪い意味でもあるんですが、いずれにしても、日本の完璧主義が必ずしも正解とは限らない、そんな世界もあるんです。

完璧主義の日本のやり方が、そのまま答えになるとは限らない。やっぱりここでも、相手の人なり文化なりを尊重して、謙虚な心を忘れない心が大切なことだと、考えます。

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